学研M文庫
実録 首相列伝―国を担った男達の本懐と蹉跌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059011897
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0121

内容説明

明治18年(1885)の内閣制度創設以来、初代伊藤博文から小泉純一郎まで56人の首相が生まれてきた。明治維新期の藩閥政治から大正デモクラシーを経て軍閥政府による大戦突入、敗戦、占領から復興、そして55年体制の崩壊から連立政権の時代へ―。激動と混迷のなか、日本をリードしてきたそれぞれの時代の首相は、いかにして政権を担い、何をなし、何をなしえなかったのか。歴代首相56人の人物像と業績で読む日本近現代史。

目次

1 明治・大正の首相(伊藤博文―天皇から四回も任命された初代首相 内閣制度を採用して政党政治のルートを開拓;黒田清隆―薩摩派のバックアップが得られず短命に終わる ほか)
2 昭和(戦前)の首相(若槻礼次郎―確固たる識見を持ち、現実処理能力に優れるも軍部・政敵と戦う姿勢に欠如する;田中義一―「満州某重大事件」を曖昧決着させた長州軍閥出身の庶民派「おらが大将」 ほか)
3 昭和(戦後)の首相(東久迩宮稔彦―自由主義的気風を持つ初の皇族総理大臣 終戦処理に画期的な政策を打ち出す;幣原喜重郎―敗戦後に復活した日本を代表する外交政治家 憲法改正などに果敢に挑むも短命に終わる ほか)
4 平成の首相(竹下登―気配りに秀で、人間模様を重視した日本的な政治家の典型;宇野宗佑―文才・画才に恵まれ俳句や剣道も嗜む粋人 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sodium hydride

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伊藤博文から小泉純一郎まで。◆数名の著者によるもので、統一感は今ひとつ。◆内容に全く関係ないが「鳩山由紀夫は東大卒で初めて総理大臣になった人」というのを読んだことがある。「?」と思ったが、中曽根さん以前の総理は「東大卒」ではなく「東京帝大卒」。戦後64年で、ようやく「東京帝国大学卒」ではなく「東大卒」が総理大臣になったということ。◆「戦前の名残りがまだ続いていたのだなぁ」と感慨深かった。◆こういう本を読むと、歴史はずっと連綿と流れているのだなと思ったりする。2014/04/29

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