学研M文庫
独ソ戦史 焦土作戦〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059010319
  • NDC分類 946
  • Cコード C0122

出版社内容情報

1944年、穀倉、油田、黒海など要衝地帯を抱える南ロシアを死守せんとするドイツ軍は、ソ連軍の総攻撃を迎え、地滑り的敗退の中でも必死に活路を求めていく…。独ソ戦・最終局面におけるドイツ軍の鬼気迫る防戦作戦を活写!   

内容説明

ソ連軍のドニエプル渡河は、即ちドイツ軍のウクライナ、クリミア喪失を意味した。穀倉、油田、黒海…要衝地帯を抱える南ロシアを死守せんとするドイツ軍。地滑り的敗退の中でも、必死に活路を求めていくが、1944年、智将マンシュタインの罷免が象徴するかのように、戦線の南翼は崩壊した。中央戦線においても、ソ連軍の総攻撃が始まろうとしていた。独ソ戦最終局面におけるドイツ軍の鬼気迫る防戦作戦を活写。

目次

第6部 キエフとメリトポリの間(リュテシという名の村;目標はキエフ;サポロジェ;「ヴォータン陣地」の戦闘;ニコポリの西;ドニエプル河中流の冬のドラマ)
第7部 戦線南翼の崩壊(チェルカッスィ;フーベ包囲網;クリミア戦)
第8部 中央軍集団のカンネー(集結;攻撃;突破)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

19
1943年以降のドイツ軍敗走が続き、1944年までの内容が書かれています。 チェルカッシィ包囲戦 クリミア半島の包囲脱出戦、撤退作戦、ヒトラーと軍上層部の対立。 1944年6月の赤軍第反攻作戦パグラチオン作戦が発動します。 これによりドイツ軍は残存兵力と領地を大量に失います。ロシア軍が思いかけないほどの勝利を得るのですが、最大の原因はドイツ軍航空兵力がノルマンディー上陸作戦後のフランス戦線に振り返られてしまったため制空権を失ったことです。 2010/11/30

鐵太郎

5
この本の邦題と原題は、それぞれ同じ「焦土作戦」。しかしどうも題名がしっくりしない。バルバロッサ作戦ののちに泥沼化した独ソ戦の後半、ぎりぎりのところでソ連と押し合っていたドイツ軍がじわじわ押され、やがて雪崩を打ってドイツ国境まで追い込まれるところまでの中で、ドイツ軍がどのように戦ったのかがテーマですので、もっと良い題名があってもいいと思う。内容は、うーん、ドイツが格好良すぎるし綺麗すぎるが、読み応えはあるね。名文と言っていい。フィクションが混じったノンフィクションと考えれば、それでいいんじゃないのかな。2015/06/17

ビタミン

0
★★★★☆完結しなかったのは残念2014/01/15

佐藤 智治

0
主戦場は中央方面から、南方方面に移っていて、それも戦線崩壊する。 そして、次にドイツ軍の一番兵力がある中央方面も突破されて、総崩れとなり、敗色は濃くなっていった。 南翼を担っていた名将のマインシュタインを罷免される。彼には責任がなく、再三にわたり忠告に耳を貸さなかった、ヒトラーの責任だけだったのだが。 南方方面の戦線は、まだ作戦ミスを挽回できれば、何とかなったが、中央方面の戦線はソ連軍との戦力差がはっきりしすぎていて打つ手なしだった。 ドイツ軍の将校と一兵士が優秀で、劣勢のなか奮戦していた。2020/01/07

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