出版社内容情報
隠居同心・宇月鎌十郎は、次々と起こる悪事の源「闇の元締め」を倒すべく、「天狗の剣」を振るって事件解決に邁進する!
呉服商・山藤屋甚兵衛の店に押し込みを働いた毒蜘蛛の悪源治、油問屋・川西屋又兵衛を強請る謎の男――。数々の事件が一つの糸につながると看破した隠居同心・宇月鎌十郎は、悪事の源「闇の元締め」を倒すべく、「天狗の剣」を振るって事件解決に邁進する!
内容説明
宇月鎌十郎は現役時代、謹厳実直で融通の利かない男だったが、隠居して気のおけない仲間を得、また良き理解者である女友達もできて、人が変わったように前向きに人生を楽しむようになった。そんな折、残虐非道にして悪巧みに長けた毒蜘蛛の悪源治が江戸の町を騒がせていた。誰もその正体を知らない大悪党に、仲間たちとともに敢然と挑む鎌十郎。どちらの知恵が相手を上回るのか。夜鷹の死がきっかけとなって意外な展開に…。
著者等紹介
大谷羊太郎[オオタニヨウタロウ]
慶應義塾大学文学部国文学科を中退して、プロミュージシャンとなる。1970年、江戸川乱歩賞を『殺意の演奏』にて受賞して推理作家専業に。2009年、時代小説に進出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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