出版社内容情報
神保町にある不思議な古書店『止まり木』が舞台のシリーズ6巻目!
内容説明
本の街・神保町にある不思議な古書店『止まり木』。普段は店主・亜門の笑顔と美味しい珈琲で穏やかな時間を過ごせる店だが、この日はなんと魔神アスモデウスと大天使アザリアという宿敵同士が長い年月を経てはち合わせてしまった。まさに一触即発!!この店で働く名取司は慌てるが、二つの大いなる力がぶつからんとしたその時―。人として、魔神として、天使として、様々な想いが交錯する中、それぞれが自分の道を模索し始める。大人気シリーズ第六弾!!
著者等紹介
蒼月海里[アオツキカイリ]
宮城県仙台市生まれ。日本大学理工学部卒業。元書店員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
189
シリーズ第6弾。アスモデウスが中心の話でしたね。アスモデウスに新しい素敵な出会いがあるといいな。(アスモデウスの話に関しては、トビト記の筆者の考えを物語を通して発表してる感じがする)そして、あいかわらずさらりと本屋の実情を教えてくれる。今作はメジェド神が登場。次作にも登場してほしいね。それにしても、コバルトは奇想天外というか、斜め上を行くというか、面白すぎる。絶妙なタイミングで現れるし、このシリーズのいいアクセントになってるね。次作で完結。間を置かずに読み進めます。2019/12/17
ミュポトワ@猫mode
89
幻想古書店で珈琲を、6巻目読了しました。今回も面白かった。この巻はアスモデウス祭りでしたね。生粋の魔人を説得する人間って言うのは良いなぁ。さすが魔人の生みの親である人間だね。人間がいるから神も悪魔も存在できるってことを体現してますな。今後お話がどう転がっていくか気になるところなので、早速7巻を読んでいきたいと思います♪主人公が巣立とうとしているから、最後は巣立ってエンドでしょうかね?俺としては巣立たなくてもいいんじゃないかなって思っているところではありますが。だって今のままの世界が好きだからさ。2023/11/07
けろり
50
誰かに何かを伝えたくなりました。 自分と向き合うのは時に難しく、他人から指摘されてハッと気づく、そんな事の繰り返しな気がします。種族、年齢、性別、様々な違いを越えて友情を結ぶことが出来たらとても幸せな事だと思います。2018/03/18
ぽろん
48
あと、一巻で完結です。司の独り立ちの日も近づいてきたのかな。今回の魔神は、可愛いお客様でした。ネットで調べたらオバQみたいだった。眠りの森の美女に続編があることを初めて知ったけど、本編だけの方が夢があるのになあ。2019/03/02
はにこ
46
今回はアスモデウスの小説家デビューについてがメインテーマ。もちろん小説を書いたことは無いが、誰に書くかを考えているなんて知りもしなかった。人の意見より自分の意見を通すことしか知らなかったアスモデウスが司たちを通じて成長するのが可愛らしかった。メジェド神、もっと出てきて欲しかったな。2020/08/06