内容説明
火事で亡くなった両親の跡を継いで本所森下町の小料理“花菊”を切り盛りするお沙代。亭主の伊平は京都で修行を積んできた腕のよい料理人だが、“花菊”の評価はいまひとつ。お沙代は、長谷川平蔵の密偵としての亭主の裏稼業を知らない。父親の頃のように店を繁盛させようと、新しい献立作りに余念のないお沙代だが、伊平は昔のしがらみで盗賊同士の争いに巻き込まれてしまう…。
著者等紹介
池端洋介[イケハタヨウスケ]
1957年、東京生まれ。雑誌編集を経て、作家生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nyanlay
5
前作よりかは小料理屋の話しらしくなったかな、と。まぁ事件絡みはどうも長谷川平蔵のようですね。『鬼平』をある程度知らないと面白くないかもしれないですね。読んでいて良かった。2017/02/25
ううち
5
夫婦仲が未だにしっくりこない。唐津の旦那が活躍し過ぎ?おでんに鱈子とほうれん草ってどうなんでしょう?昔は入れていたのかな?たで婆さんのお漬物が美味しそう。2014/04/07
なあちゃん
1
どうしても、伊平が、長谷川を手伝わないといけない理由が納得いかない。 捕り物と料理が少し結びついた気はする。2012/10/11
すずめ
1
唐津の旦那、カッコイイんだけど主役夫婦にしてみると疫病神すぎてムカムカする…。1巻よりは捕り物と料理が馴染みはじめたかも。2012/09/13