- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・少女
- > ティーンズ・少女その他
出版社内容情報
幻想的な絵画が並ぶ画廊「アルカード」。伯爵と呼ばれる彫の深いオーナーに魅せられる来訪者も多い。その中から月に一度、満月の夜に伯爵は一夜の花嫁を選ぶ。花嫁の望みを叶えることの代償として、少しばかりの赤い血を求めて。今宵、身を委ねるのは誰…。
内容説明
白い首すじに、形の良い唇が近づいてくる。わずかな痛みと、押し寄せる快楽…。夜空に満月が輝くころ、画廊「アルカード」には特別なゲストが招待される。望むものを与えてくれるという美しきオーナー、「伯爵」。彼が代償に求めるものは紅く、甘い血―。さあ、また月が満ちる。今宵の花嫁は誰?月と薔薇が誘うゴシックストーリー登場。書き下ろし「黒衣の貴婦人」も収録。
著者等紹介
嶋田純子[シマダジュンコ]
5月22日生まれ。東京都在住。1992年デビュー。ファンタジー、伝奇、ホラー、時代ものなど幅広いジャンルを手掛ける。ピチコミックス『陰陽師』シリーズにて「平安京伝奇」シリーズ連載中。また漫画原作などでも活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
10
★★★★☆。イラスト買い。珠黎様再読祭り。吸血鬼の画廊オーナーが主役の短編集(非BL)。珠黎様のイラストで耽美な雰囲気ですが使い魔・ミオの俗っぽい言い回しや従兄の軽い言動のお蔭で絶妙な軽さもある。ちょっとヒューマンドラマ的でもあるので読みやすい。イラストもたくさんあるのでお気に入り本。2014/11/09
驟
1
文章や会話の端々がやや寒い時があるが、ある程度の耽美性は確保してくれており、読みやすく面白い。2011/07/24
Covastra
1
往年の名女優話がすごく好き。
野々枝(noe)
1
かなりお約束の吸血鬼もの。短編の連作なので、読みやすくはある。2010/11/28