出版社内容情報
関ヶ原における第二次東西対決は、開戦前から西軍の敗色が濃く、ついに名軍師・黒田如水の復帰となった。その如水は、征夷大将軍に就任した家康に対抗すべく、公家達に手をまわし、秀頼を関白の位につける。天下統一に王手をかけた家康を如水は阻止できるか？
内容説明
関ヶ原における第二次東西対決は、開戦前から西軍の敗色が濃く、窮地に陥った豊臣家は名軍師・黒田如水を復帰させた。その如水は、家康の高齢を挙げ、持久戦を提案する。そして征夷大将軍に就任した家康に対抗せんと、公家達に賄賂をばらまき、秀頼を関白の位につける。ここで徳川家と豊臣家に政治的勢力の拮抗が生まれた。天下統一に王手をかけた家康を如水は阻止できるのか？！瞠目の結末へ向かい、いま助走が始まる。
著者等紹介
仲路さとる［ナカジサトル］
１９５９年、北海道桧山郡に生まれる。１９９４年、初めて書いた小説『異戦国志』が、第１回歴史群像大賞を受賞。その後、単行本化された本作品が絶大な人気を博し、全１３巻の大作を書き上げる。歴史群像新書で異戦国志外伝『新真田十勇士』全５巻も完結。現在、新作を準備中
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感想・レビュー
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Kaz
6
いよいよ物語も大詰め。黒田官兵衛の活躍ぶりが見事でした。ただ、豊臣側にはあまりにも不利な戦局に、結局徳川の天下に落ち着くラストシーンが垣間見られ、ドキドキ感が少々薄れております。伊達が謀反に走るとか、家康が暗殺されるとか、歴史とは全く異なる結末も観てみたいのですが・・・2014/01/28
はせこー
6
最終巻に向けてワクワク2013/05/05
ＭＩＫＥＴＯＭ
5
またまた出ました三国志パクリ（笑）これはもう芸の一種だと割り切りましょう。豊臣家を蜀に、黒田如水を孔明になぞらえ、圧倒的軍事力を誇る魏（徳川家）に対し政治力でなんとか対抗する。しかし周辺の諸大名はじわじわと徳川家になびいてゆき、豊臣家の衰退はもはや覆うべくもない。そして過労が祟って如水の健康が徐々に蝕まれていき…。ということで次巻がラスト。『天下一統』結果や如何に！（再読だから既に知ってるんだけどね）2024/05/20
サガン。
5
歴史をモチーフにした小説は数あれど、家康と政宗の連れションが拝めるのはこの本くらいでは？（笑）2010/06/05
坂城
4
真田には時間を結構割いてくれていたから秀信との、織田家中の話もやってくれるかと思ったのだが…見たかった残念。幸村が秀信に仕えたあたりの織田家が懐かしい。2013/11/13
