内容説明
「ケアの倫理」が発しているのは、〈もうひとつの〉声にとどまらず、ジェンダー二元論や家父長制の支配に抵抗し、全ての人びとの解放を志向する〈人間の〉声にほかならない。「不逞不遜な大胆さ」を奮い起こして、この世の不正義に抗おう―そう私たちに呼びかけてくる。京都賞2025(思想・芸術部門)受賞。『もうひとつの声で』初版から四十余年。〈ケアの倫理〉の首唱者がたどり着いたラディカルな新境地!
目次
第一章 女性たちの声と女性たちの沈黙
第二章 妊娠中絶の意思決定について誰しもが沈黙する理由
第三章 イヴの登場
第四章 道徳的損傷/毀損
第五章 もうひとつの声で 第二幕
結び ケアの倫理
著者等紹介
ギリガン,キャロル[ギリガン,キャロル] [Gilligan,Carol]
1936年ニューヨーク生まれの心理学者・表現者。1958年スウォースモア・カレッジを卒業(英文学専攻)後、1960年ラドクリフ・カレッジの修士課程(臨床心理学)修了。E・H・エリクソンに師事し、1964年ハーバード大学の博士号(社会心理学)を取得。1982年初版の代表作『もうひとつの声で』は16の言語に翻訳され(日本語訳は風行社、2022年刊行)、世界で70万部以上のベストセラーとなっている。現在、ニューヨーク大学ユニバーシティ・プロフェッサー。第40回京都賞2025(思想・芸術部門)を受賞
川本隆史[カワモトタカシ]
1951年広島市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(倫理学専攻)修了。博士(文学)。東京大学および東北大学名誉教授
山辺恵理子[ヤマベエリコ]
1984年東京都生まれ。米国NY州育ち。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。早稲田大学文学学術院准教授
米典子[ヨネノリコ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程を単位取得満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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