出版社内容情報
★★★「できる!」をかなえる教材や教具を探して★★★
算数で困っている子たちへの支援を考えていると、
どんどん教材や教具が増えていきます。
それは、子どものベースになる学びにくさが同じでも、
算数という特性上、細かく内容に合わせた手立てが
必要になってくるからです。
教材や教具を考えるということは、
「どうすれば、この子がこの内容を学びやすくなるのか」
「なぜここで困っているのか」を探す営みです。
でも、何もないところからでは考えにくい、というときもあるでしょう。
そんなとき、本書で実際の子どもの事例や手立ての情報に触れ、
目の前の子どもの姿を重ねてみると考えてもらいやすいかもしれません。
【目次】
●1章 算数の解決
たし算・ひき算/九九 「方法」が次の扉を開く 学習機会を失わせない Aさん(小学1年生 通常学級)
たし算・ひき算 負荷を手がかりにする 多感覚で意識づける Bさん(小学2年生 知的障害特別支援学級)
たし算・ひき算/九九/かけ算 「できる」を止めない! 次の学習の準備につなげる Cさん(小学3年生 知的障害特別支援学級)
九九 ゆっくり・たっぷりの力 苦手だからこそ触れる機会を大切に Dさん(小学1年生 自閉症・情緒障害特別支援学級)
かけ算 「自分でやり切れる」を支える 方法を携帯する Eさん(小学3年生 自閉症・情緒障害特別支援学級)
かけ算 ひと手間を加える 確認できる方法をつくる Fさん(小学5年生 通常学級)
ひき算/わり算/文章題 見える化して支える 「多い・少ない」を比べる Cさん(小学3年生 知的障害特別支援学級)
わり算/分数 不確かなイメージで混乱する ストーリーを工夫しよう Gさん(小学2年生 通常学級)/Hさん(小学4年生 自閉症・情緒障害特別支援学級)
量 量のイメージが不確か 可視化して捉えよう Iさん(小学2年生 知的障害特別支援学級)/Jさん(小学5年生 知的障害特別支援学級)/Kさん(小学2年生 通常学級)
図形 不注意や不器用さと算数 苦手さを補う Lさん(小学2年生 知的障害特別支援学級)
書くこと 授業参加を支える ノートを支援アイテムに Mさん(小学2年生 通常学級)/Nさん(小学5年生 通常学級)/Oさん(小学4年生 自閉症・情緒障害特別支援学級)
算数事典 「わかった!」「できた!」を支えるもの 「覚える」を前提にしない Pさん(小学6年生 自閉症・情緒障害特別支援学級)/Qさん(小学6年生 通常学級)/Rさん(小学6年生 通常学級)
●2章 算数の教具
「下地教材」を使った実践/便利グッズ/ICT教材/デジタル教材
【目次】
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- 和書
- スティール・キス