出版社内容情報
看護師が存在することで日本の医療が守られている。これは言うまでもないことです。2020年に看護師についての取組として世界的に注目を集めたnursing nowにおいても看護師の存在が地域のヘルスリテラシー向上に貢献しているというエビデンスを示しており、WHOやICNも認める事実です。
このように看護師の高い価値が認められている一方で、昨今、編集部に寄せられる看護師・看護学生からの多くの共通した「悩み」の1つは、看護師とやっていくためにどんなことを知り、どんなキャリアを選び、どんな働く場を選ぶのがいいのか、未来が見えない、そんな内容になります。
日々の患者対応や知識、スキルの悩みに対しては、多くの書やコンテンツが存在します。Webやe-ラーニングなどでも、容易に臨床での学習のポイントが手に入るようになっています。一方で、上記のような、「看護師を続けたいが将来が見えない」という声に対して応えていくようなコンテンツは、ほとんど見られないのが現状でした。
本書では今回、さまざまなキャリアや背景を持ち、多様な経験を積んできた看護師、そして看護学生や若手看護師まで幅広い協力をいただき、看護師が看護師として存在し続けるために知っておきたいことを100項目ピックアップしました。未来を夢見る看護学生さん、リアリティショックに立ち向かう新人看護師、また慣れつつもその先を見つけたいと思う等身大の看護師の方々に向けて、「看護師のため」の心理的安全性を保っていただくための解説をしていきます。
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