出版社内容情報
吉田秀和のライフワーク、NHK-FM「名曲のたのしみ」から、4年をかけてモーツァルトの全作品を解説したシリーズを書籍化。
音楽評論家、吉田秀和が40年以上にわたり解説をつとめ、多くのクラシック・ファンを育てたNHK-FM「名曲のたのしみ」。その中から、4年をかけてモーツァルトの全作品を解説したシリーズを書籍化。附属のCDには解説と音楽を抜粋して収録。
【著者紹介】
音楽評論、随筆、翻訳家。鋭い感覚と視点から独自の評論を展開。日本を代表する音楽家の輩出にも貢献するなど、クラシック音楽界を牽引。受賞歴も多彩で2006年には文化勲章を受章。2012年、93歳で逝去。
内容説明
吉田秀和がこよなく愛した作曲家、モーツァルト。7年にわたってリスナーに語りかけ、日本のモーツァルト・ファンを育てた一時代の記録である。
目次
1 ピアノ協奏曲「ジュノム」(1777年)
2 フルート協奏曲(1778年)
3 ピアノ・ソナタ イ短調(1778年)
4 協奏交響曲K三六四(1779年)
5 「エジプトの王タモス」と「ツァイーデ」(1779年)
6 荘厳ミサ曲とヴェスペレ(1780年)
7 「イドメネオ」(1780年)
8 ヴァイオリン・ソナタ(1781年)
9 「後宮からの誘拐」(1782年)
著者等紹介
吉田秀和[ヨシダヒデカズ]
1913年(大正2年)9月23日、東京・日本橋生まれ。東京帝国大学文学部仏文科卒業。戦後まもなく、「モーツァルト」の評論でデビュー、以来日本における本格的な音楽批評の第一人者として、60年以上にわたり活躍を続けた。また「子供のための音楽教室」や「20世紀音楽研究所」を設立し、水戸芸術館館長を務めるなど、音楽教育や芸術の普及に携わる実践家としても、多大な足跡を残した。大仏次郎賞(1975年)、紫綬褒章(1982年)、NHK放送文化賞(1988年)、朝日賞(1990年)、読売文学賞(1993年)、文化勲章(2006年)など受賞多数。2012年(平成24年)5月22日、鎌倉市の自宅で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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