出版社内容情報
人の念に力はあるのか? 神仏に捧げられる祈りには、はたして人知を超えた霊力が介在しているのか? 密教、陰陽道から、法華、異端念仏、禅宗、隠れキリシタンの祈祷法までを総覧し、日本の歴史を動かしてきた「見えない力」の全貌を読み解く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハヤカワショボ夫
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密教における加持祈祷を知りたいと思い「印と真言」の本に引き続き読んだ。「加持祈祷とは複合語で空海は使用しておらずつまり密教の述語ではない。加持はアディシュターナを語源とし「仏菩薩が慈悲心から超自然的な現象を生ぜしめる」こと。受け身だったが空海の三密加持より人間が奇跡(即身成仏)を起こすという加持観が生まれます。加持を受けるには厳しい修業を経て入我我入が達成された行者いわゆる仏の化身になることが必要であるが祈ることを祈祷といい、祈りのため特別な言葉を唱えることが念仏です。知りたかった内容と違い残念。【家】☆2015/10/27
lauretanae
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盲僧の加持祈祷から明治までやっていた国家安寧の法まで。2023/08/25