出版社内容情報
日本軍はロジスティクスを軽視したために太平洋戦争に敗れたと言われるが、はたしてそうなのか。陸海軍の兵站補給の実態に迫る!
「日本軍は、ロジスティクス(兵站補給)を軽視したために太平洋戦争に敗れた」としばしば言われる。はたしてそうだったのか。日本陸海軍のロジスティクスの流れと方法、各種関係機関、鉄道や船舶などの輸送手段をつぶさに検討するとともにこの通説を覆す。
内容説明
日清・日露戦争以来、対外戦争に備え、営々と築き上げてきたロジスティクスのシステムとは?日華事変以降、急速に拡大する軍、拡大する戦線は兵站補給に多大の負担を強いたが、これにシステムは耐えられたのか?トラック等の生産力、人材の育成は間に合ったのか?長大な補給線を含む想定外の戦場、新たな戦争の形態にロジスティクスは柔軟に対応できたのか?強力な国家統制の体制があったにもかかわらず「戦時標準船」で失敗したのはなぜか?技術力、工業力の問題か、マネジメント能力の欠如か?等々、日本軍のロジスティクスを徹底検証する!
目次
序章 ロジスティクスは複数の組織による共同作業である
第1章 日本陸海軍の兵站補給の流れと概要
第2章 日本陸海軍の生産・貯蔵施設
第3章 日本陸海軍の経理機関
第4章 日本陸海軍の輸送部隊
第5章 日本陸海軍の兵站補給機材
第6章 戦史から見た日本陸海軍兵站補給の問題点
著者等紹介
林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年2月、北海道生まれ。SF作家。臨床検査技師を経て、1995年『大日本帝国欧州電撃作戦』(共著)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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