出版社内容情報
天皇=神道は明治以降の新しい概念で、じつは歴代の天皇は熱心な仏教信者だった。天皇たちの、ありのままの精神の軌跡を追う。
天皇=神道というのが現代の日本人の「常識」だが、江戸時代まで、即位礼を含めた主要な宮中行事は仏教を軸に営まれ、歴代の天皇はだれもが熱心な仏教徒だった。ミカドたちのありのままの精神の軌跡を通し、忘れられた日本人の精神文化の真相に迫る一冊。
【著者紹介】
作家、神秘思想研究家。東アジア、特に神道や密教、陰陽道をはじめとした、日本における神秘思想の研究を中心に著述活動を展開。『日本秘教全書』『天皇の秘教』『性愛の仏教史』など、多くの著作がある。
内容説明
かつて、落飾して仏教徒(法皇)となり、みずから阿闍梨となって瞑想や護摩法を修する天皇がいた―。奈良以前から幕末にいたるまで、歴代の天皇は熱心な仏教信仰者であり、仏教の最大のパトロンだった。本書は、「仏教徒としての天皇」に着目し、世界に類を見ない君主・天皇の信仰世界を明らかにする。
目次
第1部 仏教徒としての天皇(天皇はいかに仏教に頼ってきたか;宮中祭祀や近代神道は明治につくられた;天皇はなぜ密教に深く心を寄せたのか;密教の大法とは護国・天皇護持の法をいう;なぜ日本は密教でなくてはならなかったのか;天照大紙は密教によって再生された;血統ではなく、前世の修行功徳によって天子となる;行いが悪ければ天皇も地獄に堕ちた)
第2部 天皇と密教修法(天皇の守護神・二間観音の秘儀;密教と鎮護国家―嵯峨天皇から文徳天皇まで;清和天皇と藤原時代のはじまり;法皇の登場―宇多朝と天皇密教の画期;院政時代と密教の爛熟;法流一揆の夢―後宇多法皇;呪術王の野望―後醍醐天皇;天皇に代わる神の登場)
著者等紹介
藤巻一保[フジマキカズホ]
1952年、北海道生まれ。宗教を軸とした思想文化を主要テーマに、とくに中世以降の密教と習合神道を母胎とした神秘思想、近代の秘教的思潮を広範に掘り起こし、再検証する研究書を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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