出版社内容情報
大坂冬の陣の講和が成立。すぐに徳川方の諜略の魔の手が、真田大助の父・幸村に迫った! 幸村は徳川方に降るというか!?
大坂冬の陣の講和が成立。すぐに徳川方の諜略の魔の手が、真田大助の父・幸村に迫った! 幸村は徳川方に降るというか!? 人質として江戸入りを要求された真田大助の命運はいかに? 気鋭の著者が渾身を込めて書き下ろした一冊!
内容説明
大坂冬の陣の講和が成立した十日後、真田幸村のもとを叔父の真田信尹がお忍びで訪れた。幸村の兄・信之とともに徳川に仕える信尹は、冬の陣の真田丸の戦いにおける幸村の手腕を家康が絶賛し、幸村を是非とも徳川に迎えたいとの言を伝えにきたのだ。信濃一国四十万石を与えるという好条件、外堀と総構を潰される大坂城の不利、そして敵味方に別れた真田一族の合流。しかし、幸村と徳川は不倶戴天の間。同席する幸村の嫡男・大助は、信尹の申し出を父が一蹴すると信じて疑わなかった。果たして幸村の答えは?大助の命運は?本格戦国シミュレーション。
著者等紹介
河丸裕次郎[カワマルユウジロウ]
1969年、兵庫県生まれ。『御坊丸と弥九郎』で第12回歴史群像大賞奨励賞を受賞。『新織田戦記』シリーズ(歴史群像新書)にて作家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。