出版社内容情報
7坪の焼鳥屋を20年余りで「庄や」「やるき茶屋」など670店超の一部上場企業にした仕掛人の知恵を凝縮。実話物語が魂をゆさぶる。
あなたの人生が成功本線を走りだす究極のノウハウ…………まえがきに代えて
第1章 商いとはお客様の喜びを自分の喜びにすることだ
マンガ*プロローグ
成功法則1 商品を通して自分の人格を売りなさい
成功法則2 頭と腰、そして心を低くして学ぶ姿勢を忘れるな
成功法則3 商いにマニュアル本位は通用しない
成功法則4 お客様に感激・感動をあたえ、働く喜びのわく店にせよ
成功法則5 お客様が求めている本質は何かを常に問え
成功法則6 お客様と議論してはいけない、聞き上手になりなさい
成功法則7 本心から謝る心、思いやる心が人を動かす
成功法則8 ただ漫然と働くな、常に反省し、改善せよ
成功法則9 急な団体客というピンチはチャンスである
成功法則10 しっかりした企業理念のもとに発展がある
コラム*心を磨く・
熱暑の炎天下、涼しげなキャミソール姿の女性たちを横目に、背広姿で営業に走り回り、頭を下げ、汗をぬぐい、電車に飛び乗り、時計を見てランチ。つかの間の涼を求め、冷し中華をすすり、また靴底を減らしに外に飛び出す。ようやく社に戻り、報告書作成。「よし、よくやった!」と上司から言われれば暑さも吹っ飛ぶが、「なんだ、これは!」と叱責されれば引っ込んでいた汗が、どっと噴き出す。これが営業サラリーマン。
・「今日は飲むゾー! 生ビール、早く早く!」ゴックンゴックン!「うめえー」「刺身だ、 唐揚げだ、うめえなァ…」
・「あァー、やってられねえよ。一杯飲んでいくか」「生ビールちょうだい!」「料理?何が いいかなあ」「焼き鳥でももらおうか」ゴクゴクゴックン!「あァーァ」「焼き鳥まだァ?」
・上司と部下とのミーティング
・女性同士で、上司への愚痴の言い合い。また楽しいひと時。
・家族連れ(お父さん、お母さん、誠5歳、恵美子3歳)の誕生会、ショッピングの帰り、
海水浴の帰り、遊園地帰り……。疲れていたり、楽しかったり、お腹がすいて……。
人生には出会い、別れ、喜怒哀楽があります。その時に求めるのは人それぞれですが、
内容説明
学歴・知識・技術なんか関係ない!かならず当たる“外食産業”究極のノウハウは―攻めも合掌、守りも合掌。
目次
第1章 商いとはお客様の喜びを自分の喜びにすることだ―お客様に感激・感動をあたえる商いこそ原点である(商品を通して自分の人格を売りなさい―お客様は笑顔と気づかい、やさしい言葉を求めている;頭と腰、そして心を低くして学ぶ姿勢を忘れるな―素直に謙虚に「よくわかりました」「勉強になりました」;商いにマニュアル本位は通用しない―お客様一人一人に合った喜び、感動は工夫できる;お客様に感激・感動をあたえ、働く喜びのわく店にせよ―スタッフが知恵を出し合えば、お客様の魂をゆり動かせる ほか)
第2章 懸命に汗を流し、前かがみで商いをせよ―すべてを自分のことだと思い、本心を出し切る(笑顔がこぼれる母親のような愛情でもてなせ―ホッとする、癒される我が家に帰った気分にさせよう;商品はイメージがはっきり浮かぶように説明せよ―文字だけのメニューだからこそ料理人の創造力と魂が伝わる;我を押しつけず、すべては自分の責任として行動せよ;他人を言い訳の材料にして、お願いしてはいけない;説得するには真剣勝負で臨み、すがる心を出しきれ―言葉に魂をこめると、一発で相手に通じる ほか)
第3章 これからは独立自助の商人魂の時代だ―クレーム、トラブル、怨念こそ成功のための宝である(仕事の本質を知って、いきいき伸び伸び楽しく働け―「名刀」の斬れ味にならって本物の商いをしよう;お客様に感激、感動していただく感性を磨け―「あの店に行くと本当にいい気分」と言わせよう;お客様にはワン・ツー・ワンで対応せよ―仕事のミスや材料ロスもやり方一つで喜びに変えられる;「ありがとうございます」に万感をこめているか―「また来るよ」と振り返らせるお見送りをしよう ほか)
著者等紹介
石倉淳一[イシクラジュンイチ]
北海道生まれ。独協大学卒。1980年女子パウロ会「小さい花のテレジア」でさし絵デビュー。1983年「わてがナニワの太子だす」で月刊少年ジャンプ、月間ギャグマンガ賞佳作受賞。代表作「平成版蜘蛛の糸」、学習まんが「鉄道のはなし」、「動物は幼児教育の達人」(共著)他
平博[タイラヒロシ]
1948年新潟県佐渡島生まれ。県立両津高校卒。上京後印刷会社に入社。やがて退社し20歳の時、兄辰平が開業した大田区池上の焼鳥屋“とき”を手伝い、やがて兄とともに居酒屋“庄や”を水道橋で始める。’82年庄や45店舗。この年アサヒビールと合弁で“やるき茶屋”を経営、’89年に称号を株式会社大庄とし、常務取締役営業本部長に就任する。その間、’81年DMP(ダイナミック・マネジメント・プログラム)訓練セミナーに参加、主宰の宮村弘講師と出会い、人間の尊さ、潜在能力に劇的な“気づき”を得る。’89年串焼大皿料理“949チェーン”を吸収合併、社長となる。’93年、米川水産に資本参加副社長を兼務する。’90年大庄グループは総店舗数二百店を超え、’99年東証一部上場をはたす。’99年大庄を辞すも、大庄研修センター長を兼務。熱血講師として社員教育にあたる気迫、情熱に心酔者は数知れない。現在タイラ代表取締役。オーストラリア・シドニーでレストラン“アイム・アンガス”を経営のかたわら、同国からの食材などの輸入を手がける。また、同国邦人情報誌の連載エッセーを執筆する一方、外部講師としても活動中
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