出版社内容情報
役者絵から春画、さらには文明開化を描いた絵まで、浮世絵を名品を通して、江戸のイラストレーションの全貌を解き明かす。
役者絵、美人画、風景画、さらには春画や文明開化を描いた絵まで、あらゆる分野の浮世絵を多数掲載。、作品の背景になった歴史的な出来事や、当時の風俗についても紹介しながら、「江戸のイラストレーション」の全貌を立体的に解き明かすビジュアル本である。
【著者紹介】
1940年、北海道生まれ。フリーの編集者として長年、美術・浮世絵関係の企画・編集に携わり、近年では春画に関する著述も多い。『江戸の春画』『江戸の吉原―廓遊び』など、多くの書著がある。
目次
序章 浮世絵の楽しみ方
第1章 美女たちのプロフィール
第2章 お江戸のアイドル
第3章 旅への憧れ
第4章 恋人たちの情景
第5章 江戸っ子のヒーロー
第6章 浮世絵が描く日本の曙
第7章 最後の浮世絵師たち
著者等紹介
白倉敬彦[シラクラヨシヒコ]
1940年、北海道生まれ。浮世絵研究者、文筆家。早稲田大学文学部中退。長年にわたり、美術・浮世絵関係の企画・編集を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
Ritzのざっくり本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
79
浮世絵も美人画、武者画、役者絵、風景画、相撲絵、あぶな絵、判じ絵、死絵、新聞錦絵などのジャンルがあるらしい。絵師は各ジャンル別に専門化されているようでありながら例えば、風景画が得意な葛飾北斎だが美人画も上手い。そして浮世絵は版元、絵師、彫師、摺師の共同作業なんですね。2025/03/27
もっか
7
これ、お買い得!浮世絵の美味しいとこ取り。解説も難しくなく薄っぺらでなくちょうどいい。参考文献が詳しく載っているのでそっちも読みたくなりました。大好きな岩井半四郎の役者絵や国芳の武者絵がいっぱいありかなり満足。花鳥風月系がなかったので是非とも次は屏風絵を知りたいを発行してもらいたい。2012/07/10
てっしー
5
コンビニで買ったムックでございます。オールカラーで、たくさんの浮世絵が見られます。大正期の浮世絵は初めて見ました。説明文は分かりやすく、短め。このお値段でこの内容であれば、納得です。2012/06/18
ごましお
4
絵も大きいし、安いし、解説も分かりやすいし、大満足。歌川国芳の武者絵が素敵過ぎてうっとり。この人はただのねこ好きではないのだね。2012/08/10