出版社内容情報
ヒトラーと手を組んだアメリカに対し、本土攻撃へ打って出る日本帝国軍。核のない未来のため、「蓬莱」が選んだ最終手段とは!?
アメリカは和平交渉に応ぜず、ヒトラーと同盟を組んで大西洋艦隊を太平洋へ送り出し、ソ連も「蓬莱」の機密を狙う。大国の思惑に翻弄されながらも、アメリカ本土攻撃へ打って出る日本帝国軍。核のない未来を創るため、「蓬莱」が選んだ最終手段とは!?
内容説明
太平洋艦隊を壊滅させられたにもかかわらず、アメリカは和平交渉に応ずることはなかった。それどころか、「蓬莱」の情報提供を日本から拒否されたヒトラーが、アメリカと停戦して同盟を結んでしまう。アメリカは大西洋艦隊を太平洋へ送り出すとともに、原爆の完成を急がせていた。ソ連も「蓬莱」の機密を狙い、日本に近づく。大国の思惑に翻弄されながらも、決着を期して、アメリカ本土攻撃へ打って出る日本帝国軍。一貫して原爆の開発に反対してきた立川らは、終わらない戦争に嫌気が差し、ある決断を下した。核のない未来を創るため、「蓬莱」が選んだ最終手段とは!?―。
著者等紹介
富永浩史[トミナガヒロシ]
1966年、埼玉県生まれ。1994年、『死天使は冬至に踊る』が富士見ファンタジア長編小説大賞の佳作に入選し、作家デビュー。その後、ヤングアダルト小説を中心に、精力的な執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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