アインザッツ

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アインザッツ

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  • サイズ A5判/ページ数 266p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784054047495
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

大学生になった頼場駈呂は音楽から足を洗おうと考えていた。ところが、駈呂の母校・二高吹奏楽部の副部長、橋久奈から「コンクールの指揮者になって!」と頼まれる。「やる」「やらない」の答えを先延ばしにしたまま駈呂は二高を訪れて合奏の指揮をするが、指揮棒を何度振り下ろしても最初のクラリネットの音がでない。一年生の演奏技術がまだまだなのだ。しかし吹奏楽部の部員たちは、駈呂の指揮に何かを感じ取っていた。

著者等紹介

山本寛[ヤマモトユタカ]
1974年生まれ。大阪府出身。大阪教育大学附属高等学校池田校舎、京都大学文学部卒業。TVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ演出、『らき☆すた』監督(1~4話)、『かんなぎ』監督、『フラクタル』監督。アニメ制作会社Ordet代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yourin♪

15
青春物が好きなので読んでみた。 高校生たちはいいんだけど、OBが駄目でしょ。特にトツシンが・・・。出てくるたびに気分が悪い・・・^^; 吹奏楽は未経験だけど、1つ1つの楽器だけではわからない曲の全容、すべての楽器の音色が綺麗に重なった時は感動しそうだなぁ~と思った。 この本にはCDと楽譜が付いてたんですね。図書館で借りたんだけど、CDは貸出不可でした。ウィンクルムを聴いてみたかったです。2011/02/11

じぇりい

5
私も高校で音楽やってたけどOBさん口出しすぎじゃ無い?そしていくら夏合宿でまとまったからって普門館を目指すなら部員一人一人の心構えが緩すぎる気がする。なのであの結果は当然。一つ一つの技術もそうだがやはり大所帯をまとめ上げる求心力も必要だし、なんともカロが気の毒に思える。どん底から這い上がってくる青春小説としてみたら後半がかなり駆け足だったけどそこそこ及第点。2023/07/02

チルチルみちる

4
音楽と無縁だし、クラシックなんか聞いたら爆睡状態。なのでかなりわからない用語が連発だったけど…読んでるうちに、演奏してる曲聞きたい!って最後には付属のCD をBGMに読み切りました。吹奏楽の演奏聞きたくなっただょ。2017/04/25

3
うちの部はこう略さなかったなぁ,というのが大半。あと,名前が妙に難解。なことを気にしなければ,部活動にかける熱さ,きらめきが伝わってくる読み易い作品でした。2013/09/03

黒猫屋

3
吹奏楽経験者としては、描かれた懐かしの光景を楽しむ事ができたけど、小説としてどうかと問われたら悩む。経験者にこそ伝わるエピソードは多々あれど、未経験者には伝わり辛いだろうと思われる。終わり方があれでは、中盤のコンクール結果で、カロや部員が感じた憤りが何だったのか、って事になると思うのだけど。結局金が取れたらいいって事になるの?「音楽をする」事のワクワクする高揚感や、その裏の苦しさだったりを、もっと深く掘り下げて書いて欲しかったなぁ。登場する数々のキャラを書き切れていない感じもして残念。物足りない読後感。2011/04/01

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