AK‐47世界を変えた銃

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054035683
  • NDC分類 559.16
  • Cコード C0031

内容説明

「アフリカのクレジットカード」「10ドルの大量破壊兵器」…さまざまな異名をもつアサルト・ライフル(突撃銃)、AK‐47。ミハイル・カラシニコフが開発したこの銃は、単純な構造のため誰でもすぐに扱え、めったに故障せず、きわめて安価なため、各国の軍隊、反政府集団、テロリストたちはこぞってAKを求め、瞬く間に世界に広まっていった。本書は累計1億挺以上がつくられた「AK」が、その登場以降現在までに、いかに世界に「蔓延」し、世界をどのように変えていったのかをたどりつつ、AKの軍事的、文化的、世界的意義を浮き彫りにする画期的な1冊。

目次

第1章 祖国を守る
第2章 AKとM16の対応パート1
第3章 パンドラの箱
第4章 アフリカのクレジットカード
第5章 ラテン・アメリカのカラシニコフ文化
第6章 アメリカを訪れたカラシニコフと彼の銃
第7章 国連も認めたほんとうの大量破壊兵器
第8章 AKとM16の対決パート2
第9章 AKをもう一度売り込む
エピローグ AK最後の?日

著者等紹介

カハナー,ラリー[カハナー,ラリー][Kahaner,Larry]
ジャーナリスト

小林宏明[コバヤシヒロアキ]
1946年、東京生まれ。明治大学文学部英米文学科卒。翻訳家、エッセイスト。アメリカのカウンター・カルチャー、ロック、ミステリー、犯罪ノンフィクションなど、幅広いジャンルで翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ume-2

6
「世界を変えた製品50」の第四位に選ばれた軍用ライフルを、ジャーナリストがその発生から影響まで精緻に検証した本です。この凶悪なイメージの軍用ライフルを、ソ連の無名な設計者カラシニコフが、ナチスを祖国から追い払うために設計したことはあまり知られていません。銃器といえば入念なメンテナンスが求められますが、この銃はヴェトナムで1年間水田に埋まっていた後、普通に作動したという伝説があります。中国や東欧に設計を公開し、現在では数億のAKが蔓延しています。世界の紛争に計り知れない影響を与えてきた事がよく分かります。2015/12/27

デューク

2
50以上の正規軍の制式銃に選ばれ、世界中で安価に購入でき、世界で最も量産された武器である、AK-47。その開発者のミハイル・カラシニコフの生い立ちから、技術的な特徴、「文化」としてのAK-47、ライバルと目されるM-16ライフルとの比較、そしてAK-47の後継機など。開発者本人のインタビューこそないが、AK-47のことが全て分かる一冊。偉大な発明品は、その製品を使う人だけではなく、文化をも変える力を持っている。毎年25万人以上がこれによって命を奪われるという、「真の大量破壊兵器」を解説した一冊。おすすめ2017/04/22

光太郎

1
資料として読んでいたが、面白かった。ベトナム戦争の勝敗を決した銃かもしれない2014/11/24

Nuts

0
予想以上に興味深い話ばかりで面白い。ブラックホークダウンって非対称戦の認識として重要な出来事だったんか。ガンエフェクトが好きなので何回か観ていたがまた観てしまった。2015/02/06

スズマヨ

0
長い間積読だったけど四六判のブックカバーを買ったので通勤中に読了。 テロリストが持ってる銃というイメージがとっても強いAK-47とそのバリエーションがどのように生まれ流通し扱われてきたか、がだいたい分かる本。 読んでる最中に亡くなられたやなせたかし氏とカラシニコフ氏が同年生というのを知ったのでなんかなんとなく感慨深かった。 訳者謹製の銃の構造のイラストとか訳注がふんだんにあってたぶん原本より親切のようなきがする。2013/10/24

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