内容説明
孫策が曹操に捕縛されてから、王不在の孫呉では後継者争いが始まり、内乱の危機にさらされていた。袁紹を討ってその勢力を吸収した曹操は、皇帝を劉備から奪い返すため、襄陽へ兵を向ける。朋友・孫策を救出するため、曹操軍に執拗な攻撃をしかける周瑜。劣勢に立つ周瑜軍に、思わぬ援軍がやって来る。それは、益州に勢力を張る劉璋の軍勢であった。しかし、内乱や援軍など、孫呉に起きた一連の動きの裏には、劉備の軍師・諸葛孔明の暗躍があった。やがて迎える三者決戦のとき。長江を血に染めて、赤壁を舞台に中華史上最大の戦いの幕が切って落とされる―。