内容説明
徳川家康に反旗をひるがえした伊達政宗は、武蔵・相模の占領に成功する。しかし江戸には、徳川の牲を賜った三河守秀康の大軍が盤踞し、戦線は膠着状態に陥っていた。家康の征夷大将軍就任を阻むべく、家康の五男・武田信吉を奉戴して、上洛を目論む政宗。だが、行軍は思うようにいかず、政宗の前には、宿敵・浅野長政らによる、徳川の厚い壁が立ちはだかる。そこへもたらされる、江戸城での不穏な動きの報。至急、江戸に取って返す政宗に、悲運とも呼べる骨肉の争いが襲いかかる。そして上方では、伏見に座す家康が、いよいよ関東への軍旅を催そうとしていた。
-
- 和書
- 植物と病気 科学のとびら