出版社内容情報
王政復古後から三新法制定までの時期を「明治初期」として分析対象とし、大阪府による市中統治がいかに成立し、都市の地方制度がどのように形成されたのかを、職縁的な共同組織の行政上の位置づけ・役割と、府県庁という行政主体の役割に注目しながら明らかにする。
内容説明
先端的でオリジナルな研究をこの1冊に。
目次
序章 本書の課題と方法
第1章 市中統治の形成―止宿人取締りの視点から
第2章 市中統治の確立―蔵屋敷上邸問題の視点から
第3章 大区小区制の成立と大阪築港問題の意義
第4章 大阪都市行政における同業組合の役割
第5章 大阪都市財政の構造
第6章 貿易関連行政の形成と展開
第7章 輸入薬品取締りをめぐる大阪府と司薬政策
終章
著者等紹介
崎島達矢[サキシマタツヤ]
1989年に生まれる。現在、東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本史学講座助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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