内容説明
社会格差、情報化が急速に進む現代、子どもたちの心は荒れ、その刃は家族へと向かう。続発する事件を詳細に分析し、家族内殺人を「日本の今を生きるすべての少年少女たちに共通する問題」としてとらえ、克服し、教育再生への展望を提示する。
目次
序章 今、少年たちに何が起きているのか
第1章 続発する「家庭内殺人」
第2章 事件にみる、閉塞した現代の家族と人間関係
第3章 事件はなぜ「身内化」するのか
第4章 「家族カプセル」からの脱出をめざして
おわりに それでも家族は子どもの味方、家庭は居場所
著者等紹介
尾木直樹[オギナオキ]
1947年、滋賀県に生まれる。早稲田大学卒業後、私立海城高校、東京都公立中学校教師を経て、法政大学キャリアデザイン学部教授、早稲田大学大学院教育学研究科客員教授。教育評論家、臨床教育研究所「虹」所長、日本精神保健社会学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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