内容説明
世を欺き、療養していた武田信玄は、信長が本能寺にて討ち取られたことを機に上洛の兵を挙げ、羽柴秀吉と明智光秀が対峙する山崎の地に武田騎馬軍団を投入して明智軍の危機を救う。亡き秀吉に代わり羽柴軍を扇動する黒田官兵衛の策謀により、織田信孝と丹羽長秀が若狭・越前敦賀郡を奪回。上洛を果たした信玄は、それを利用し明智光秀を挙兵させ、鬼謀により敦賀郡に封じ込めた。一方、上杉景勝は武田騎馬軍団と共に越中・飛騨を奪還。信玄は木曾谷、三河、遠江と次々に勢力を拡大し、天下人への道を進んでいた。しかし、切支丹同盟を結ぶ伊達政宗・黒田官兵衛・石田三成、さらに信長の遺志を継ぐ柴田勝家がそれを阻む。果たして「甲斐の虎」の天下統一は為るのか。
著者等紹介
宇佐美浩然[ウサミコウゼン]
学習塾、模型店、ガレージキットメーカーの経営を経て、1996年、『神秘の世界・エルハザード』のノベライズ、『エルハザード幻書伝・翠の書』で小説家デビュー。(桑原忍さんと共著)2001年、『王道三国志』で学研『第七回・歴史群像大賞』の佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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