内容説明
後背の憂いのなくなったドイツは、ヨーロッパを蹂躙し、イギリスを占領する。ここに至ってアメリカは、一撃講和を狙い、カムチャツカ沖にて細萱中将率いる北東艦隊を襲撃した。しかし、七〇七空の陸上攻撃機パイロット・番場大尉が米軍艦に攻撃を仕掛けたことにより、アメリカは目論見を外され、日本と本格的な戦端を開いてしまった。これを受けて日本軍はアッツ・キスカ島を攻略するとともに、アメリカ艦隊を撃滅すべく、「大和」を前代未聞の戦艦に改造した。北洋の凍てつく海で繰り広げられる、新生「大和」の死闘。
著者等紹介
富永浩史[トミナガヒロシ]
1967年、埼玉県生まれ。1994年、『死天使は冬至に踊る』が富士見ファンタジア長編小説大賞の佳作に入選し、作家デビュー。その後、ヤングアダルト小説を中心に、精力的な執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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