出版社内容情報
徳川家康は豊臣家の息の根を止めるべく和睦を持ちかけ、堀埋めを企むが、一発の砲弾が淀殿の命を奪った。激怒した豊臣秀頼は和睦交渉を拒絶、徹底抗戦に乗り出す。軍議の席で真田幸村は、家康に壮大な戦いの仕掛けを建策。いま、新たな「大坂の陣」が始まる!
内容説明
慶長19年12月。徳川家康は豊臣家の息の根を止めるべく、大軍をもって大坂城を囲む。だが、その守りは堅く、武力で攻め落とすことは適いそうもない。家康は和睦を持ちかけ、堀埋めを企んだ。しかし、いよいよ講和が結ばれるかと思えたそのとき、一発の砲声が、家康の目論見を打ち砕いた。大坂城に向けて放たれた砲弾が、淀殿の命を奪ったのだ。母の死に激怒した豊臣秀頼は、和睦交渉を取り下げ、徹底抗戦に乗り出す。軍議の席で頭角を現したのは、名将・真田幸村である。父・昌幸の遺志を継いで、幸村は徳川家康の大軍に壮大な戦いを仕掛けた。今、新たなる「大坂の陣」が始まった。
著者等紹介
吉本健二[ヨシモトケンジ]
1967年、和歌山県に生まれる。東京大学文学部博士課程修了
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