出版社内容情報
ロバート・キャパに戦争カメラマンというレッテルを貼る人がいる。それは彼の生きた時代が戦争の時代だったからに過ぎない。キャパは「時代の目撃者」だった。40年の生涯を代表作と共にたどり、亡くなる直前に来日したニッポンでの足跡を追う!
内容説明
ロバート・キャパに戦争カメラマンというレッテルを貼る人がいる。確かに代表作の中に戦場を捉えたものは多い。それは、彼の生きた時代が戦争の時代だったからに過ぎない。ただこれだけは言えるだろう。キャパは「時代の目撃者」だった。20年間のカメラマンとしてのキャパの眼は、世界を捉えていた。没後50年のメモリアルに、彼の作品と、その人生を追ってみる。
目次
1932‐1934 トロッコを押す炭坑夫/演説するトロツキー
1936 パリ郊外にあるルノー工場のストライキ/国際連盟総会の会場から連行されるスペイン人ジャーナリスト
1936 「ヴェルダンの戦い」20年目の平和集会/アラゴン戦線へ向かう共和国軍の兵士
1936 崩れ落ちる兵士
1937 空襲警報/電話線敷設中に狙撃された共和国軍の兵士
1938 石のベンチで寝る人/抗日運動を支援する宣伝活動中の学生
1938 蒋介石/周恩来
1938‐1939 難民センターで休息する少女/空襲警報
1939 ツール・ド・フランス
1939‐1940 メキシコ大統領選―投票日に殺された人たちの葬儀/対立勢力間の争いを鎮圧しようとする警備隊〔ほか〕