出版社内容情報
江戸の社会には、生活に密着した様々なデザインが溢れていた。一流のカメラマンが生活にとけこんだ“江戸の美意識”を写す!
内容説明
江戸のモノづくりは大きな建物からさまざまな器物まで意匠とかたちの創造に熟練の手技を発揮した。江戸の様式美・機能美を珠玉の影像でたどる。
目次
第1章 住まいのかたち(茅葺屋根;瓦屋根 ほか)
第2章 暮らしのかたち(時計;箪笥・箱 ほか)
第3章 庭のかたち(敷石;飛石 ほか)
第4章 商いのかたち(暖簾;看板 ほか)
第5章 祈りのかたち(神社の屋根;寺の屋根 ほか)
著者等紹介
日〓貞夫[ヒビサダオ]
1947年生まれ。日本写真家協会会員。日本人が長い歴史の中で作り上げてきた「かたち」の美しさや、四季折々の風景の妙にこだわり、「日本の美」をテーマに、風景、建築、文化財、美術工芸品などを撮影
小沢弘[オザワヒロム]
1947年生まれ。江戸東京博物館都市歴史研究室教授。国際浮世絵学会常任理事。専門は日本美術史・文化史
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感想・レビュー
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mura_ユル活動
40
江戸の匠の技が光る。「住まいのかたち」「暮らしのかたち」「庭のかたち」「商いのかたち」「祈りのかたち」の全5章から成る。美しい写真と少しの解説が並ぶ。江戸時代というのは柔らかな・温かみのある・色彩豊富な形容がまさに当てはまる時代であった。もろく崩れやすい部分にはそれをカバーするための意匠・仕上げが施される。庭に敷かれた角が丸くなっている、整列していない燻し黒の石畳。美しい写真に湿度を感じる。105円で購入。2013/10/17
ぶんこ
31
写真が豊富で楽しめました。 江戸時代の人達が生活を楽しみ、潤いあるように工夫し、美への探求に余念がなかった事。 それが今に残っている。 日本の美に誇りを感じました。 特にいいなと思ったのが格子・竹垣・かなぐ・飛石・石橋でした。 過剰な装飾を排した美を感じました。 図書館リサイクル本。2015/03/22
ひ※ろ
0
★★★☆☆2023/12/29