出版社内容情報
日本の伝統デザインは、各時代の有名無名の工人たちがつくり出した暮らしのなかの美である。日本人独特の繊細で優美な感覚を生かして様式化された動物の美を、従来の価値観にとらわれることなく、動物ごとに紹介している。
内容説明
磨き上げられた古典的文様の世界。染織・陶磁器・漆器に躍る動物たちの様式美。
目次
鳥(鵜;鶯 ほか)
獣(犬;兎 ほか)
虫(蟷螂;蟋蟀 ほか)
魚(烏賊;海老 ほか)
著者等紹介
泡坂妻夫[アワサカツマオ]
1933年生まれ。小説家。家業の紋章上絵師のかたわら、1976年『DL2号機事件』で第一回幻影城新人賞に入賞。デビューする。1978年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞を受賞。1982年『喜劇悲奇劇』で第9回角川小説賞受賞。1988年『忍火山恋歌』で泉鏡花賞を受賞。1990年『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞
日〓貞夫[ヒビサダオ]
1947年生まれ。日本写真家協会会員。「日本の美」をテーマに風景、建築、文化財、美術工芸品などを撮影。日本人が長い歴史の中でつくりあげてきた「かたち」の美しさにこだわり、撮影を続けている。これまでに六十数冊の写真集を出版
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