出版社内容情報
さまざまな困難を乗り越え、故郷へと向かう、ニルスとアッカ隊の仲間たち。そして訪れる、ニルスの最後の決断のとき。モルテン、キャロット、ガンたち……それぞれの成長を描いた、感動の最終巻。ニルスとともに、読者も成長する、不朽の名作。
内容説明
圧倒的な感動!!!あふれ出す涙!!!いつまでも記憶に残る伝説のラストシーン!!!
著者等紹介
ラーゲルレーフ,セルマ[ラーゲルレーフ,セルマ] [Lagerl¨of,Selma]
1858~1940年。スウェーデン生まれの女性作家。1909年、女性として初めての、ノーベル文学賞を受賞。1906~07年に発表された「ニルスのふしぎな旅」は代表作
吉田順[ヨシダジュン]
千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。著書に、『浅田真央―さらなる高みへ』(学研)ほか。映画『ゆずりは』脚本が2018年鑑代表シナリオ集8作品の1つに選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マツさん
8
ニルス、成長したなぁ……。 他人の立場を理解し行動すること、この物語が色褪せないのは、メッセージに普遍性があるからだろう👍2022/03/20
遠宮にけ❤️nilce
1
成長するのは子供だけではない。ニルスに執着していたレックス、威張ったボスガラスだったウインド・ラッシュにも自分を見つめ変化する時が訪れる。たとえどんな相手であっても自身が望み、信じることができた時、人は変わる。その機会を掴めるかどうかだけだと感じた。君にいて欲しいと迎えられる幸せ。クライマックス、頭をよぎったのは宿命を生きるという言葉だった。どんなに幸福な場所であっても変わらないまま留まることはできない。それぞれの場所にたち本分を生きる。自らを頼み道を掴み取ったニルスは本当に成長した。2022/02/08