ヒューマンノンフィクション<br> ヤマネのすむ森―湊先生のヤマネと自然研究記

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ヒューマンノンフィクション
ヤマネのすむ森―湊先生のヤマネと自然研究記

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  • サイズ A5判/ページ数 158p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784052030352
  • NDC分類 K489
  • Cコード C8395

内容説明

ニホンヤマネって、どんな動物か知ってる?てのひらにころんとのるほど小さくて、丸くなって冬眠するかわいい動物です。太古から生き続けている、この小さな動物に興味を持った湊秋作先生は、30年以上ヤマネを研究してきました。ヤマネ語って、あるのかな?どうやったら夜の森でヤマネを観察できるかな?湊先生といっしょに、ヤマネの不思議にせまってみよう。そして、ヤマネや人を取りまく森のことを考えてみよう。

目次

プロローグ 夜の森で
第1章 ヤマネとの出会い
第2章 子どもたちと、ヤマネの不思議にせまる
第3章 ヤマネの森へ
第4章 ヤマネという小さな窓から世界を見る
第5章 研究から保護へ
エピローグ 霧の森で

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

4
学校教員のかたわら、ヤマネの研究を続けて、現在は山梨県のヤマネミュージアム館長を勤める在野の研究者が書いた自伝的なヤマネ研究の物語。すべての漢字にルビが振ってある子供向けの構成だけれど、大人が読んでも楽しめる。ヤマネがどんな動物かという生態に多くのページが割かれて、冬眠時の体温変化とか、鳴き声とか、好みの巣箱とか、おもしろい研究成果がたくさんあるけれど、ヤマネ研究への熱意と手法も興味深い。好きなことに没頭する在野の研究者の姿に、子供たちが夢を感じてくれるといいな。 (★★★☆☆)2017/06/18

さえ

0
ヤマネのことをほとんど知りませんでしたが、この1冊で、ヤマネが大好きになってしまいました。しかしモモンガ好きとしては、モモンガの登場場面にも、かなりテンションが上りました。この本が、子供向けに作られているところが素敵です。エピローグのメッセージは、どんな夢を持っている子供にも勇気をくれると思います。たくさんの子供達に読んでほしいなぁと思いました。 2015/08/21

ともまる

0
ヤマネが好きで読んだ。湊先生がヤマネの研究をするようになった契機や、小学校教諭となってからも子どもたちと共に観察・研究を続けていった様子がとても興味深かった。想像よりずっと南(熊野)にも棲んでいることに驚いた。在野の研究者の方々は本当にすごいとあらためて思う。また、ヤマネを含めた多様な動物たちの生息域をどう守るのか、実際に行動を起こし成果を上げていることも報告されている。冒頭に、主人公はヤマネと湊先生だとあったが、納得して読了。日高敏隆先生などがちらっと登場するのもミーハー心を満たす(笑)。2012/06/08

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