出版社内容情報
ビンという国のバートラムという王さまは、竹うまが大好き。でもある日、王さまの大事な竹うまが消えてしまったのです。消えた王さまの竹うまをめぐって、悪い大臣とエリック少年の知恵くらべや、ねこのパトロール隊の活躍など楽しい物語がくりひろげられる。 幼稚園~小学1.2年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
32
海に囲まれたビンという国は、周りに木を植えることで陸地を波から守っています。でもその木の根を食べつくす鳥がいるため、王さまは、たくさんの猫に陸地の安全を警護させねばならない上に、たくさんの書類に四六時中サインを書く仕事があるため心休まる暇がありません。唯一自分を開放出来るのは大好きな竹うまの時間。ところがある日、王さまのこの様子が面白くない大臣によって竹うまが盗まれてしまい、まさかのまさかで国は大ピンチに!国の安泰と、王さまの精神のバランスは竹うまに支えられていたのね!私にとっての竹うまはやっぱり本かな〜2022/04/13
mntmt
11
いかに、気分転換がだいじか...。2020/05/28
キシ
1
読んで驚いた。この本は大人になってから読むと全く違うものが見える。人が楽しそうにしているのが気に入らず邪魔をする大臣。それが社会の不利益になっても気にしない。彼にとっては人の邪魔をする方が大切だから。こういう人、いる!!!!こどもの時は単なる悪役としか思っていなかったが、歳をとって気付く。社会的に不利益だろうと、気に食わない相手に加害したい人は思ったより多く、大臣はそんなやつだ。この本では少年の勇気ある行動で国は助かったが、私は勇気を出して社会を助ける行動がとれるだろうか?そんなことを考えさせられた。2019/10/08