出版社内容情報
ある日、ヘンリーくんは車庫をこわしたあとの古い材木を見つけて、友だちのロバートとマーフと三人でりっぱなクラブ小屋を作り、女の子立ち入り禁止の立て札をたてて、得意まんめんでした。が、またしても、いたずらラモーナのために……。 小学3年生~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katha-anmila
1
改訂版がまだ出ていないので、字が小さく時代を感じさせる印字です。でも内容は変わらず面白く、今回は11歳を過ぎたヘンリーが学友とともにいかにも少年らしく楽しいことをどんどんみつけていくところが感心させられます。そして、自分が決めたことは最後までやりとおすこと、手をこまねいているラモーナにも文句を言いながらも面倒をみてあげるところはやさしいおとなになるのかな、と微笑ましくもなりました。今の時代は子どもと親が近すぎる感があるけど古き良き時代なのか、今の年頃の子どもたちよりずいぶん自立しているように感じます。2013/04/06
mn
0
ヘンリーくんにはビジネスの才覚が大いにありそう。欲しいものは自分で稼ぐアメリカの美徳が素直に書かれている。自立した女の子ビーザスといい、日本の子どもの本にはなさそう。1962年に書かれたと思えないほど新鮮。2016/12/17