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出版社内容情報
タ~君とは10年来の幼なじみ。気持ちは近づきすぎてて、距離感は見誤りそうもないほどに近くて寄り添っていて、そして変に交わらない、絶妙な幼友達の関係……って、そんなわけあるかぁぁぁぁ~!!
彼の部屋でさりげなく背中を密着させたり、登校時間を合わせて思いがけぬ邂逅を装ったりしてるのに、ずっと一緒だったから感覚が麻痺しちゃって、どんなアプローチも空回り! もうどうすればいいの!? あ、でも、誰にも告られてないって言ってた。ってことは、まだ望みはあるよね? タ~君と、恋人になれるよね……?
白坂陽花梨、16歳……。今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
ター君こと高村夕は10年来の幼馴染。白坂陽花梨が特に意識もしてなかった彼を改めて意識するようになって、最も近くて最も遠い、周回遅れの恋が始まる青春小説。気持ちは近づき過ぎていて、距離感は見誤りそうもないほどに近くて、けれど変に交わらない絶妙な幼友達の関係。部屋で背中を合わせたり、朝の登校時間を合わせたり、アプローチするものの空回り続きで、友人たちにもネタにされる状況。けれど、ター君の周辺事情を知ったり、秘密にしていたことを知れば知るほど期待するのも仕方なくて、だからこそ最後のあれはなかなか衝撃的でした…。2025/08/08
真白優樹
12
ひょんな切っ掛けから十年来の幼馴染の少年の事を好きになった少女が、恋人になろうと頑張る物語。―――周回遅れの恋心、それでも燃えた恋は止められぬ。 十年来の幼馴染、もはや距離感も麻痺した相手に空回りしながらも頑張る物語であるが、エピローグの展開から一気に地獄へ踏み込んでいく物語である。踏み込むのは地獄、その先はきっとどちらかの涙。それでも、並び立たぬからこそぶつかり合うしかない。果たして、芽生えた関係はどんな変化を生んでいくのか。最早止められぬ恋心の行方とは。 次巻も勿論楽しみである。2025/08/08
和尚
11
コミック版も読んでいるのですが、小説版も楽しめました。最初は軽いタッチでヒロイン視点での複雑な感情を楽しめつつ、友情も含めてそれぞれ丁寧に種を蒔いて、さぁ、と最後に衝撃をという本作。この後さらに面白くなっていくところだと思うので2巻も楽しみにしたいと思います。2025/08/18
椎名
8
web版、同人版、漫画版既読。知っていると細々としたシーンであっ……と思うことも多く改めて面白かった。元々がwebで公開されていたということもあり一本一本はショートショートと言っていいくらいの短さで、文庫になるとダレるかもと心配していたのだが思ったよりすらすら読めた。まだプロローグと言っていい部分で、個人的にはここからが本番と言いたいところなので続きが楽しみ。しかし八年ぶりのラノベというのが驚き。冴えカノが終わってからもうそんなに経っているのか……。2025/08/12
leo18
5
いやーこのラストはやってくれたなあ。受け付けない人は絶対受け付けないでしょこれ。ピュアな両片想いラブコメとしてはすごく良かった。全ては二巻次第。2025/08/13