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出版社内容情報
鬼才・甲田学人が贈る、悪夢のメルヘン完全版。
この世界の怪現象は全て、神の見た悪夢の泡である。集合無意識の海から浮かび上がった悪夢の泡は、個人の恐怖と混ざり合い、歪んだ「童話」となって現実世界に溢れ出す。
凄惨な過去を抱え悪夢と戦う時槻雪乃。普通であることが信条の白野蒼衣。二人は〈神の悪夢〉を滅ぼすため、想像を絶する物語を追い、その悲劇を解き明かしてゆく。悪夢が作り出した『灰かぶり』と『ヘンゼルとグレーテル』。その恐怖と結末は。すべての起源に迫る奇書『マリシャス・テイル』初収録の完全版。
内容説明
鬼才・甲田学人が贈る、悪夢のメルヘン完全版。この世界の怪現象は全て、神の見た悪夢の泡である。集合無意識の海から浮かび上がった悪夢の泡は、個人の恐怖と混ざり合い、歪んだ「童話」となって現実世界に溢れ出す。凄惨な過去を抱え悪夢と戦う時槻雪乃。普通であることが信条の白野蒼衣。二人は“神の悪夢”を滅ぼすため、想像を絶する物語を追い、その悲劇を解き明かしてゆく。悪夢が作り出した『灰かぶり』と『ヘンゼルとグレーテル』。その恐怖と結末は。すべての起源に迫る奇書『マリシャス・テイル』初収録の完全版。
著者等紹介
甲田学人[コウダガクト]
1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
38
久しぶりに断章のグリムの世界に浸りました。2025/03/07
CPT
13
「ほうかごがかり」からのにわか。グリム童話をモチーフにした怪異は絶対に大好物なんだけど、カロリー高めの文章が怠くてなかなか読み進まない。そして時代を感じるキャラクターデザインがいまいち刺さらない。古き良き背脂チャッチャ系ラーメンのイメージ。20年前に読んでいたら全く違う感想だったと思う。つまらなくはないけどゾクゾクはしない……といった滑り出し。2026/01/25
白火
13
楽しみに待ってました!今のところはそこまで大幅な加筆が加わってるわけではない…かな?と読了。ところでマリシャス・テイル、思ってたより内容やばいな…?(わくわく)2025/02/26
彼方
10
1、2巻を纏めた分厚いページ数で完全版としてMW文庫で断章のグリムが復活。大人になってから読むと雪乃のうるさい、殺すわよ!が子供過ぎて微笑ましすぎるなぁ…。やや厨ニを感じる横文字はくどいものの、普通を愛する蒼衣が悪夢に巻き込まれていく過程とどうしようもない結末、破滅的な力。童話やキーワードのモチーフを考察する事象の推移、トラウマが発現するメルヘンホラーバトルは今読んでも惹き込まれますね…。灰かぶりの終盤はやっぱり…かなりグロテスクな描写が痛々しすぎてキツイのですけど、雪乃と蒼衣の関係性が本当に好きすぎる。2025/03/04
イツキ
9
完全版が出たので十数年ぶりに読んだ本作。なんと出版されてからもう20年近く経っているということで衝撃を受けました。ですが、改めて読むとその残酷さと恐ろしさは全く色褪せず既に展開を知っていても手が止まりそうになるインパクトの強さでした。神の悪夢に晒された人間のトラウマと童話が組み合わさった悪夢は童話をベースにここまで凶悪な光景が生み出せるのかと感心してしまいます。復讐のために強くあろうとしながらどこか弱さを感じさせる雪乃と、普通であろうとするもののその行為に何狂気じみたものを感じる蒼衣の二人が魅力的です。2025/06/29




