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出版社内容情報
バルディウムに現れた連続殺人鬼・ウィスパー。ロンズデーが過去に逮捕したはずの男。復讐に来たというそれは『宝石』と『魔犬』、2人が《アンロウ》となった事件と向き合うときを意味していた。
同じ頃、見た者は心神喪失となる怪異・泣き女の噂。クラレスが連れ込んできたとある女生徒が口にしたのは、かつてシズクが自殺に追い込んでしまったたった一人の親友の名で――。
人間らしさと一緒に捨てたはずの過去が、重く交錯し潰し合う。いまだに忘れられない自らに嫌悪しながら、愚者たちはその心――《アンロウ》を燃やし続ける。
内容説明
ヒトとバケモノが織りなす数奇な純愛、第2弾。バルディウムに現れた連続殺人鬼・ウィスパー。ロンズデーが過去に逮捕したはずの男。復讐に来たというそれは『宝石』と『魔犬』、2人が“アンロウ”となった事件と向き合う刻を意味していた。同じ頃、見た者は心神喪失となる怪異・泣き女の噂。クラレスが連れ込んできたとある女生徒が口にしたのは、かつてシズクが自殺に追い込んでしまったたった一人の親友の名で―。人間らしさと捨てたはずの過去が、重く交錯し潰し合う。いまだに忘れられない自らに嫌悪しながら、愚者たちはその心―“アンロウ”を燃やし続ける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
バルディウムに現れた連続殺人鬼・ウィスパー。ロンズデーが過去に逮捕したはずの男が復讐にやってくる第2弾。エルとロンズデーの2人が《アンロウ》となったきっかけでもある連続殺人鬼ウィスパーの事件。一方、見た者は心神喪失となる怪異・泣き女の噂に、クラレスが連れ込んできた女生徒が口にするかつてシズクが自殺に追い込んでしまったたった一人の親友。人間らしさと一緒に捨てたはずの過去の因縁にそれぞれが向き合ってゆく展開でしたけど、最後で明らかになったアイリスの意外な関係性も、今後の展開に向けて波紋を投げかけそうですね…。2024/10/11
サキイカスルメ
18
面白かった!!1巻はヒロインそれぞれと主人公の過去の事件でしたが、2巻はヒロインが2人ずつのタッグを組んで自分の過去に関わりのある現在の事件に挑むお話。ヒロインたちがどういう人たちなのかが、より見えてきて面白かったですね。前半の大人組によるド派手アクションも楽しかったし、後半の学生組による精神とバトルも良かったです。この作品で泣くことになるとは思わなかった…親友ちゃんの真実は泣いちゃうでしょうよ。敵がそれぞれの信念とか快楽を貫き通してるのも、好きなんですよね。2025/02/07
わたー
16
★★★★☆面白かった。4人のヒロインとノーマンとで開設された探偵事務所「エレメンタリー」。事務所に持ち込まれたアンロウ絡みと思しき事件の解決に乗り出す一行だったが、今回はノーマンとではなくヒロイン同士でバディを組むことになって…な2巻。1巻では4人のヒロインそれぞれと組むことで、ヒロインたちのキャラの深掘りがどうしても足りていない印象だったが、今回は敢えてノーマンを外した年長組、年少組に別れたうえで、アンロウになる前の過去に密接に関わる事件に関わらせることで彼女たちのパーソナルな部分にも迫っていく2025/03/04
椎名
13
ヒロインを二組に分けての二部構成は予想外。だからこそ見れた面やまだ平凡な人間だった過去のあれそれは出てきたものの、自分としてはどこまでもノーマンを中心とした取り巻きの女たち四人という図を見たかったこともあり少し好みとズレてしまった。しかし「忘れちゃった」なんかはあからさまに伏線で、今回明かされた過去の関係も含めて今度こそノーマン回がくるのではという期待もある。2024/10/15
真白優樹
12
探偵事務所を開設し一月、かつてロンズデーが捕まえた死刑囚が脱獄し、シズクの亡くした親友が幽霊となって現れる今巻。―――彼無しで絡まり合う思い、重ね討つは殺しに来る相手。 ロンズデーとエル、シズクとクラレスでコンビを組んで人間時代の因縁に立ち向かう巻であり、バトルアクション大盛り、協力攻撃ありの、熱さ溢れていく巻である。少しずつ明かされるのは政府の思惑、その傍にあるのはアイリスの想い。そこに仄めかされるのはノーマンの過去。果たしてまだバケモノではなかった彼の過去は、いつか絡むのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/10/12
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