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出版社内容情報
普通の高校生・海以蒼太と、【氷姫】と呼ばれる他校の美少女・東雲凪。苦難を乗り越えた二人は晴れて恋人同士となった。
【氷姫】だった頃の彼女が嘘かのように、甘く溶け切った態度でまっすぐに好意をぶつけてくる凪に、日々悶絶する蒼太だったが──。
「父さんと母さんが近いうちにこっちに来るらしいんだ」
蒼太のことを同じく溺愛する彼の両親が二人のもとに来ることに。凪は、蒼太への想いを両親に話す覚悟を決める。そして──。
「私ともう一度、あの遊園地に行ってくれませんか」
一度は別れたあの遊園地で。クリスマス、二人の恋をやり直す思い出の上書きがいまはじまる──。
内容説明
普通の高校生・海以蒼太と、“氷姫”と呼ばれる他校の美少女・東雲凪。苦難を乗り越えた二人は晴れて恋人同士となった。“氷姫”だった頃の彼女が嘘かのように、甘く溶け切った態度でまっすぐに好意をぶつけてくる凪に、日々悶絶する蒼太だったが―。「父さんと母さんが近いうちにこっちに来るらしいんだ」蒼太のことを同じく溺愛する彼の両親が二人のもとへ来ることに。凪は、蒼太への想いを両親に話す覚悟を決める。そして―。「私ともう一度、あの遊園地に行ってくれませんか」一度は別れたあの遊園地で。クリスマス、二人の恋をやり直す思い出の上書きがいま始まる―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
苦難を乗り越えて晴れて恋人同士となった普通の高校生・海以蒼太と氷姫と呼ばれていた東雲凪。凪が甘く溶け切った態度でまっすぐに好意をぶつけてくる第2弾。諦めていた幸せを取り戻して、大好きだという想いを隠さなくなって、付き合い始めたことで一躍時の人となった蒼太を、自分が幸せにすると周囲に宣言してみせた凪。彼女の可愛い独占欲も微笑ましかったですけど、一方で蒼太を溺愛する彼の両親にも自分がしたことを正直に話して、裏切りを消せないものとして悔やみ続ける彼女に、しっかりと向き合える蒼太男っぷりもまた際立っていましたね。2024/12/10
わたー
18
★★★★☆まあまあ。前巻でヒロインがやってしまったことに対し、彼女の中で罪悪感が大きくなって、彼を自分が幸せにするんだという義務感が強くでてしまうという内容。氷が融けてドロドロになったことで、ところかまわずいちゃいちゃしだすのは良かったが、凝り固まった思考による強迫観念にかられてしまうのは見てられなかった。だから、そちらも主人公によって溶かされていくのは良かった。ただ、「他校の」って言ってるわりに、主人公たちの学校内で「氷姫」が浸透していて、あまつさえその動向がすぐに広がっているのには疑問符が湧いた。2024/12/25
真白優樹
13
改めて婚約者同士になり凪の甘さがどんどん増していく中、思い出のやり直しの為にあの遊園地に向かう今巻。―――新たな関係一歩ずつ、甘さはマシマシ一足飛び。 氷姫、という異名はどこへやらな程に凪がどんどんデレてやきもち焼きといった新たな顔も見えてきたりする中、彼女の心の中に刺さる傷に蒼太が向かい合う巻であり、前巻の清算を半分くらいし、甘さ溢れる未来へ向かいだす巻である。抱える思いを共有し、心の傷も甘さに変えて。その先に凪が向かうのは蒼太の故郷。知らぬ顔が待っているだろうそこで待つものは。 次巻も楽しみである。2024/12/14
rotti619
12
氷姫と呼ばれる東雲凪と海以蒼太が前巻で紆余曲折あって婚約関係にまでいってしまったお話第2巻。ヒロインが他校の生徒というのが珍しかったが、氷姫の氷が完全に溶けてしまったので、もうそういう所が些細な問題くらいにイチャつきまくり、ちょっとすごい事になっている。ただ、凪が前巻のクライマックスでしてしまった行動の後ろめたさが根底に流れている為、それを払拭するべく蒼太を始め周りが協力して解決に取り組む話となっている。ここが今まで【氷姫】時代ではありえなかった点で、この対比で過去と現在の違いを生み出していた。2025/01/10
れっちん
12
氷姫ってなんだっけ?くらい甘々な2巻 ついに恋人同士になった訳だが、今巻家族を巻き込み更なる一歩を踏み出す ヒロイン『凪』が色々ぶっ壊れたくらいあまーい一面を見せてくれるが非常に良い 疲れた身体に丁度良い甘さでした。 疲れた頭には甘いのがいいよ。甘いのが。 最後綺麗にまとまってんだけど、あれだよ。 これからもこの2人の甘い日常を読ませてほしいんだよ。(懇願2024/12/20