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出版社内容情報
バイトに明け暮れ、これからの人生に漠然と不安を抱く美大生の伊織は、ある日特別
な条件を満たす客人のみを迎える「真夜中の喫茶店」の噂を耳にする。まるで興味のな
い伊織だが、不思議な巡り合わせでその喫茶店を訪れることに。迎えてくれたのは、人形のように美しく聡明な店主・透子だった。
紅茶専門店だというその店で透子が淹れた一杯と、その紅茶にまつわる話を聞いた伊織は次第に心が解きほぐされ――。
深夜23時。今宵も弱った心を癒す喫茶店の扉が開く。
内容説明
バイトに明け暮れ、これからの人生に漠然と不安を抱く美大生の伊織は、ある日特別な条件を満たす客人のみを迎える「真夜中の喫茶店」の噂を耳にする。まるで興味のない伊織だが、不思議な巡り合わせでその喫茶店を訪れることに。迎えてくれたのは、人形のように美しく聡明な店主透子だった。紅茶専門店だというその店で透子が淹れた一杯と、紅茶にまつわる話を聞いた伊織は次第に心が解きほぐされ―。深夜23時。今宵も弱った心を癒す喫茶店の扉が開く。
著者等紹介
杜宮花歩[モリミヤカホ]
第26回電撃小説大賞に応募したことをきっかけに、『怪異学専攻助手の日常 蓮城京太郎の幽世カルテ』(メディアワークス文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
machi☺︎︎゛
84
初読み作家さんだし内容も全然知らなかったけど可愛い表紙につられて家の本棚に並べたいなと思って購入。人が纏う色が見える伊織。その特殊な能力のせいで無駄に疲れてしまうことも。そんな時、特別な条件を満たすお客だけ行ける真夜中の喫茶店に出会う。そこのオーナーの透子さんは謎多き美女。紅茶と伊織の特殊な能力でお客の心も解きほぐされる。透子さんの辛い過去の章が良かった。コーヒー派だけど丁寧に淹れた紅茶が飲みたくなった。2025/01/28
よっち
28
バイトに明け暮れ、これからの人生に漠然と不安を抱く美大生の伊織が、ある日特別な条件を満たす客人のみを迎える「真夜中の喫茶店」の噂を耳にする物語。不思議な巡り合わせでその紅茶専門店を訪れ、人形のように美しく聡明な店主・透子に出会う伊織。透子が淹れた一杯と紅茶にまつわる話を聞いた伊織は、次第に心が解きほぐされてゆく展開で、その不思議な店を訪れる悩める人たちが抱える問題に対して、アドバイスをする透子とともに鬱屈の一因だった共感覚を活かして、解決する手助けをしていくストーリーは続きをまた読んでみたいと思いました。2024/10/28
栗山いなり
8
美大生が真夜中に営業する喫茶店に出会った事から始まる物語。最近のメディアワークス文庫ってファンタジーが多いから(別にいいんだけど)こういう物語久しぶりに読んだ気がするけどやっぱりこういうのいいよなって思った。できればメディアワークス文庫こういうの増やしてほしいとも思った2024/10/27
マカ
7
喫茶店という言葉と表紙のキレイさに釣られ買ってしまった。ただの紅茶専門店ではなく心に癒しを与えてくれる場所だった。透子さんの過去にも触れる話があり、透子さん自身もこのお店に救われていたんだなと思った。けど正直、伊織がいなくても話としては成立する気がする。伊織のキャラも好きになれなかった。バイトなのにこんな特殊なお店を勝手に呼び込みみたいなことするのはどうなんだろうと。なんか読みながらモヤモヤした。2025/02/06
ごま麦茶
6
人の感情が色として見える共感覚を持つ伊織。バイトと授業で疲れ切っていた伊織が紹介されたのは、とある資格を満たした人が招待してもらえる紅茶専門店アルデバラン。いろいろな色がでてきたり、紅茶が出てきたり。どんな色なのか、どんな紅茶なのか、わくわく読みました。店主である透子さんが、紅茶のお話絡めてアドバイスしていく言葉に、自分の悩みを重ねて癒してもらいました。夜に紅茶を飲みながら、アルデバランにいる気持ちになりながらのんびり読みたい本でした。アルデバラン、本当にあったら行ってみたい。2024/10/30