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出版社内容情報
豚になるな。狼になるな。ただ強き獣になれ。
三百年の歴史を刻む星殷国には、建国以来、受け継がれている契約があった。それは代々、東方の少数民族で特異な力をもつ『影守の民』の巫女を皇后に迎えること。
だが、新皇帝瑛学と恋仲にあった巫女ソマリが皇后に迎えられた半年後、契約は最悪の形で破られる。
妹のククナは姉の復讐のため、宮女として後宮に潜り込むが、美貌の皇子・白悠に気に入られて――。
心に獣を宿す少女が人の皮を被ったケダモノたちを狩る、壮絶なる中華後宮復讐譚。
内容説明
三百年の歴史を刻む星毀国には、建国以来、受け継がれている契約があった。それは代々、東方の少数民族で特異な力をもつ『影守の民』の巫女を皇后に迎えること。だが、新皇帝瑛学と恋仲にあった巫女ソマリが皇后に迎えられた半年後、契約は最悪の形で破られる。妹のククナは姉の復讐のため、宮女として後宮に潜り込むが、美貌の皇子・白悠に気に入られて―。心に獣を宿す少女が人の皮を被ったケダモノたちを狩る、壮絶なる中華後宮復讐譚。
著者等紹介
瀬那和章[セナカズアキ]
第14回電撃小説大賞“銀賞”受賞作『under異界ノスタルジア』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
66
皇帝とこんなタイミングで対決しちゃうの?と思ったけど、そういう終わり方でしたか、なるほど。続きが読みたいです!2024/09/14
よっち
27
星殷国と特異な力を持つ東方の少数民族『影守の民』の巫女。契約により皇后となった姉ソマリが皇帝・瑛学に殺され、一族も滅ぼされた妹ククナが復讐を誓う中華後宮復讐譚。里の襲撃を逃れ、宮女として後宮に潜り込んだククナで出会う亡国の姫君で美貌の皇子・白悠の側妃となった夏麗、そして瑛学たち五常名君に妬まれて家族を殺された公主・紅蘭。彼女たちに導かれて、優れた統治者であってもどこか歪んでいる五常名君たちを相手に復讐の機会を伺う展開で、今回で早くも物語が大きく動いて、ここからどんな結末を迎えるのか続巻がとても楽しみです。2024/12/31
assam2005
15
とある能力を持つ一族皆殺しにして、新皇帝となった瑛学。姉を殺され、一人生き残ったククナは復讐を誓い、虎視眈々と瑛学の首を狙う。オビにある「後宮×復讐ファンタジー」ってそういうこと?!名君と言われる4人の皇帝補佐達も含め全員曲者で、一見英雄、だけど裏の顔はサイコパス。直接被害を被った者にしか裏の顔は見えない。百花輪と同じ作者さんなのに百花輪とは全く違う後宮モノを見せてくれました。殺され方がえげつないので、オビの「圧倒的痛快!」にはちょっと疑問を感じるのだけれども。無事本懐を遂げる事ができるのか、2巻に期待。2025/05/31
なみ
15
特殊な力を持つ影守の民、ククナは、姉の婚約者に裏切られ、一族の仲間たちを殺されてしまう。 その復讐を果たすため、宮助として後宮に潜入したククナは、同じように復讐を企てていた協力者ともつながっていき──。 終盤の戦闘シーンの迫力がすごかったです。ククナの影守の力で出てきた生き物にはびっくりしました。 キャラクターも魅力的で良かったです。 特に周空が格好良かったです! 普段の感じと戦うときのギャップにやられました。2024/08/30
ぐっち
14
復讐のために後宮で働くことになったククナ。予想よりよりだいぶバイオレンス寄りだけど、安定のうまさ。まだいっぱい残ってるので続くといいな…。2024/09/21