電撃文庫<br> 不可逆怪異をあなたと―床辻奇譚

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電撃文庫
不可逆怪異をあなたと―床辻奇譚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784049148237
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『床辻市に住むと、早死にする』
 そんな噂が古くから囁かれているこの地方都市には、数多の禁忌と怪異が蠢いている――。

 大量の血だけを残して全校生徒が消失した『血汐事件』。その日遅刻して偶然にも難を逃れた青己蒼汰は、血の海となった教室で、彼にとっての唯一の肉親である妹・花乃の生首を発見する。だが、花乃は首だけの状態でなお生きていた。
 花乃の身体はどこに隠されたのか。
 この凄惨な事件は何故起きたのか。
 借り受けた呪刀を携えて床辻市内のオカルトを追っていた蒼汰の前に、謎の少女・一妃が現れた。彼女は街の怪異から人々を匿う『迷い家』の主人だという。
 そして少女は告げる。私が君の運命を変えてあげる、と。
 ――踏み出したら戻れない、怪異狩りの闘争がここに始まる。

内容説明

大量の血だけを残して全校生徒が消失した『血汐事件』。その日遅刻して偶然にも難を逃れた青己蒼汰は、血の海となった教室で、彼にとっての唯一の肉親である妹・花乃の生首を発見する。だが、花乃は首だけの状態でなお生きていた。花乃の身体はどこに隠されたのか。この凄惨な事件は何故起きたのか。借り受けた呪刀を携えて床辻市内のオカルトを追っていた蒼汰の前に、謎の少女・一妃が現れた。彼女は街の怪異から人々を匿う『迷い家』の主人だという。そして少女は告げる。私が君の運命を変えてあげる、と。―踏み出したら戻れない、怪異狩りの闘争がここに始まる。

著者等紹介

古宮九時[フルミヤクジ]
第20回電撃小説大賞、最終選考作『監獄学校にて門番を』(電撃文庫)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

40
怪異に満ちた地方都市・床辻市で起きた全校生徒が消失する『血汐事件』。遅刻して偶然難を逃れた青己蒼汰が事件に巻き込まれた妹・花乃の身体を取り戻すため呪刀を振るう都市伝説怪異譚。数少ない手がかりをもとに、借り受けた呪刀を携えて市内のオカルトを追う蒼汰の前に現れた謎の少女・一妃の存在。花乃の身体はどこに隠されたのか。そして凄惨な事件は何故起きたのか。伏線も回収しながら真相に迫る中で見えている構図も二転三転して、神経が太い主人公しかたどり着けなかった結末と、その裏に隠されたもうひとつの真相がなかなか深いですね…。2023/01/07

オセロ

31
数多の禁忌と怪異が存在する地方都市にある学校の全生徒が血だけを残して消えた血汐事件。偶然が重なって難を免れた青己蒼汰だったが、そこにはいるハズのない妹の花乃が生首のまま生きていた。そんな花乃の体を取り戻す決意をした蒼汰の前に現れた謎の少女・一紀と行動を共にしていくうちに思い出す一紀との断片的な記憶、血汐事件の真実、そして一紀に隠された秘密… ところどころに潜ませた伏線を一気に回収することで一つの真実へと導く構成はは圧巻で、蒼汰の大切な人を守りたいという覚悟にはグッとくるものがありました。2023/01/07

まっさん

29
★★★★☆ めちゃくちゃ面白かったですね。 物語は各地で様々な怪異が現実のものとなる世界。人口二百万人規模の街で人々が一瞬で消えるなどの摩訶不思議な現象が報告される現代において、大量の血痕だけを残し全校生徒が消失した事件・血汐事件を偶然逃れた高校生・青己蒼汰は、血塗れとなった教室で妹である花乃の生首を発見する事に。首から下の体が消失しながらも何故か生き延びている花乃、そんな彼の元に届くメッセージ、「妹の体を取り戻すしたくばこの街に蔓延る百の怪奇を滅ぼせ」という文言。妹の体を取り戻す為、彼の運命を変えてあ→2023/07/19

わたー

28
★★★★★首だけになって生きている妹の身体を取り戻すため、怪異を退治する青年、青己蒼汰。意図せず禁忌を破ったことで、閉じ込める系の怪異に囚われた彼の前に、どこか既視感のある少女、一妃が現れることから始まる現代伝奇モノ。面白かった。怪異に親しい街である床辻を舞台にしているためか、作品全体の空気感はおどろおどろしい。だが、メンタル太め男子である主人公が、フィジカルを武器に怪異に立ち向かっていく姿は、そんな空気をものともしないほど爽快かつパワフルで良かった。妹を守れなかった後悔を胸に、2023/01/18

冬野

21
初読み作者さん。怪異が犇めく街・床辻が舞台のオカルトアクション。主人公・蒼汰の独白に近い形でテンポよく進む。彼が怪異の対処法を習得する過程がさっくり省略されてるのが令和だなあ。蒼汰は嫌味のない人物かつ「極度にフラット」という個性もあって好感が持てる。初登場時に「不吉」と描写されているヒロイン(?)の一妃は愛らしくもどこか不穏さがあり魅力的。伏線が綺麗に回収されて一本取られた気持ちになれるのでおすすめ。単巻で美しく閉じられたラストだけど、やはり床辻が魅力的なのでここが舞台の物語をもっと見たい。星:4.5/52023/01/30

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