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出版社内容情報
【『魔法少女まどか☆マギカ』新房昭之監督 推薦!】
【未来をかけた、衝撃の魔法少女ゲーム第2巻】
バッドエンドを回避するため、ノゾミが用意した二周目の世界。
ここでホノカがやるべきことは二つ。
一つは、母である高坂花翠と、父・椎名月人の仲を深め、自分の生まれる未来を確定させること。
もう一つは、この世界に潜伏する、前回の黒幕を探し出し、消し去ること。バグは形を変え、日常に潜んでいる……。
一周目のアドバンテージを生かし、しばし平穏な日常を甘受するホノカ。懐かしい母との再会、そして変わらない父の存在。
だが、些細なズレから物語はレールを外れ、軋みを上げ始め、そして少女を全く知らない結末へと導いていく――。
予測不可能。疾走の第二レース、開始。
内容説明
バッドエンドを回避するため、ノゾミが用意した二周目の世界。ここでホノカがやるべきことは二つ。一つは、母である高坂花翠と、父・椎名月人の仲を深め、自分の生まれる未来を確定させること。もう一つは、この世界に潜伏する、前回の黒幕を探し出し、消し去ること。バグは形を変え、日常に潜んでいる…。一周目を経たアドバンテージを生かし、しばし平穏な日常を甘受するホノカ。懐かしい母との再会、そして変わらない父の存在。だが、些細なズレから物語はレールを外れ、軋みを上げ始め―少女を全く知らない結末へと導いていく。予測不可能。混迷の第二レース、開始。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
42
バッドエンドに終わった1巻を覆すため、2周目の物語に臨む第2巻。前巻かなりシリアス展開で終わっていたので、序盤から中盤にかけてコメディパートがあったのはちょっと意外でした。双子のナナとレナはようやくそれぞれの個性が見られて、良かったです。軽い性格のレナは特にかわいかったですね。クライマックスに突入してからは一気におもしろさが加速していきました。終わってみるとかなりロジカルな作品で、あちこちに伏線があったことが分かります。話は一段落ですが、魔法少女のレースとしてはまだ終わっていないので、続くのかしら……?2022/06/07
佐治駿河
35
流行りの媚びない土橋先生の作品が好きです。これまでの作品も恋愛要素は少しばかりありましたが本筋はデスゲームのクリア的な物語が多いですからね。本作はデスゲームではありませんが、それに準ずる殺伐とした雰囲気があり希望と絶望の両方を見せてくれます。ただし、内容はそこそこですがタイトルがあまりマッチしていないように感じます。もっと別のタイトルの方が良かったかもしれません2024/06/05
しぇん
17
派手な話なのか地味な話なのか判断に迷うところです。壮大な話なんでしょうか、やってることは地味な感じが。まぁ一巻からうまく引き継いで話進めてきたのは流石ベテランの先生というところでしょうか2022/05/01
rotti619
13
あの衝撃のバッドエンドから2周目。ホノカだけが運命を知る状態で再スタート。一見順調そうだが、少しずつ何かが違う。その歪みから最後は…というお話。今回も衝撃のラストが待っている。1巻からのも含めて張られた伏線が極めて複雑だが、今回も2回読むとスッキリする。ダービーとは血筋の勝負というのを上手く掛け合わせていた。1巻から読み直したが、椎名の人格が微妙に異なる理由が、実は本人の言う通りホノカのせいだったというのが興味深い。この辺本当に上手く、タイムリープくらいで運命は簡単に変えられない、そんな説得力があった。2022/04/11
リク@ぼっち党員
12
だいぶ記憶が薄れてたけど、エンディングまでしっかりと楽しめた。二周目に突入したホノカが運命を変えるために立ち回る。一周目の行動との差異をつくり、それのどこまでが作為的で、どこまでが蝶の羽ばたきなのか曖昧なまま進める。タイムパラドックスや因果律を絡めて、読者へ考える余地を残しているのが上手いなと。色々考えながら読んだものがつながる爽快感があった。2022/05/06