出版社内容情報
不死身の魔王イブリスを討伐し、ミューリッド要塞を守り抜いた懲罰勇者部隊。しかし、彼らに平穏は訪れない。
「ザイロ、人間が相手では、私は……能力を使えません」
「気にするな、雑魚が群れたところで大したことねぇ」
なぜか《剣の女神》テオリッタを狙う暗殺教団、人に紛れているという魔王スプリガンなど、数多の敵がザイロ達の前に立ちはだかり、街ごと壊滅させるような大乱闘へ――!
遠征を行っていた竜騎兵と砲兵も合流し、ついに集結した極悪勇者部隊は、激しさを増す闘争と陰謀の渦に巻き込まれていく――。
内容説明
不死身の魔王イブリスを討伐し、ミューリッド要塞を守り抜いた懲罰勇者部隊。しかし、彼らに平穏は訪れない。「ザイロ、人間が相手では、私は…能力を使えません」「気にするな、雑魚が群れたところで大したことねぇ」なぜか“剣の女神”テオリッタを狙う暗殺教団、人に紛れているという魔王スプリンガなど、数多の敵がザイロ達の前に立ちはだかり、街ごと壊滅させるような大乱闘へ―!遠征を行っていた竜騎兵と砲兵も合流し、ついに集結した極悪勇者部隊は、激しさを増す闘争と陰謀の渦に巻き込まれていく―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
21
KindleUnlimitedで。一巻では非常にシステマチックに感じていた魔王側も、しゃべる魔王達が出てきたり、より上位の存在が示唆されたりと興味深くなってきました。勇者のシステムも明かされましたが、こちらは想像通りですね。新キャラ達も中々異物感があってどう物語が転がっていくのやら2022/12/30
ハイちん
14
最悪の刑罰とされる勇者刑。受刑者たちは死ぬことすら許されずに人類のために戦い続けることを強いられる。第二巻では竜騎兵ジェイスと砲兵のライノーが登場。これでメンバー全員が揃ったのかな。敵方の情報も少しずつ明かされていくのだが、依然として誰が敵で誰が味方かわからない緊張感ある展開。気が狂いそうな状況で彼らが正気でいられるのは確固たる自分を持っているからなんだろうな。読みやすい作品なのだが、昨日読んだライトノベルと比べて格段に情報量が多く、かなり骨太なエンターテイメント作品だ。2022/01/23
碧海いお
8
この巻によって、どうして新しい勇者が生まれたかが明かされる。自ら懲罰勇者になることを望んだライナーは何かありそうと思いましたが、やはり何かありましたね。 設定とキャラクターがいいライトノベルだと思います。 世界を救うには飽きた方が読むのにちょうどいい。2022/10/15
コリエル
8
この世界における『勇者』の条件が明かされる。ザイロはまあそれに当てはまるだろうけど、他の連中は? と思ったが、自分以外に何一つ重要な物を持たない場合でもある意味同じよ精神性に到達することが可能ではあるのか。何が彼らをして人類の切り札とするのか、そこはまだ見えてこない。先が気になる。2022/01/23
dorimusi
7
なろうなのかは知らないけどなろうとは思えない程度には骨太な感じ。1巻も良かったけど2巻も面白かった。 勇者隊は一通りそろったのかな?そして勇者の設定がちょこっと明かされて最後は新入りまで。 共生派の内通者はまぁ想像通りだけどそれでも楽しめた。しかし冒険者ギルドも軍もなかなかに殺伐とした世界観。正直嫌いじゃない。2023/02/01