ガラスのターゲット

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488024796
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

20歳の若者を狙った連続殺人?! 奇妙な符号を見せる3つの事件を、緊迫感ある筆致で描く長編ミステリ。アメリカから一転、東京を舞台に移し、被砥功児の鮮やかな推理で贈る。

内容説明

“行方不明探偵”が三つの事件の真相に鋭く迫る。三月のある日、世田谷のレストランで爆破事件が起きた。被砥功児が代表を務める榎木探偵事務所に出入りする二十歳の大学生・殿井泰史は、自分と同い年の若者が大勢犠牲となったこの事件に興味を持ち、外国に行ったきりの被砥功児を尻目に、独自に推理を巡らせる。さらに八王子と町田で立て続けに、二十歳の男女が集団で死亡する事件が発生。事務所には世田谷と八王子の事件の犯人を名乗る人物からの挑戦状が届くが…。二十歳の若者たちを巡る三つの事件の関連性と、犯人の目的は果たして?手に汗握る展開と、驚愕のラスト刮目せよ。

著者等紹介

安萬純一[アマンジュンイチ]
1964年東京都生まれ。東京歯科大学卒。2010年、『ボディ・メッセージ』で第20回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっちゃん

22
いろんな事件がてんこ盛り!おかげで登場人物の名前で、えーとこの人はどの事件の被害者?って感じに(笑)いろいろミスリードされそうになる辺り私的には良かったかな!しかし、前作とはあまりにも雰囲気が違うし、探偵がいざという時しか出ないせいか、事件は記憶にあるが探偵は覚えてない(  ̄▽ ̄)2018/06/03

たこやき

7
世田谷、八王子、町田。次々と殺害されてしまう若者たち。年齢と犯行声明以外に結びつきのわからない被害者のミッシングリンクは何か? さらに、八王子、町田では密室状態をどう作ったのか? 非常に魅力的な謎が提示され、どんどんと読み進められた。……が、真相が明かされると、動機の弱さはともかくとしても、ご都合主義な各々のミッシングリンクに、かなり無理のあるトリックでガッカリ。なるべく、無理のないように、というフォローは見えるのだが、それでも……と感じる。やや尻すぼみな感じが残る。2012/03/28

Cinnamon

6
とっかかりは面白かった。けど、中盤は登場人物の多さと、ダラダラした推理にちょっと停滞。入れ替わっていた少女の動機も曖昧すぎる。探偵の雰囲気にも魅かれない。文章は好きな感じなんだけどな。2017/07/30

よっしー

5
被砥探偵シリーズ第2弾!! 今回は日本での事件だったから登場人物の名前等は把握しやすく、読み進めやすかったかな。探偵本人はラストまで姿を全く見せず、警察を筆頭に色んな人が犯人探しにあたふたしてたなという印象。トリックや犯人はともかく…前作と違ってスッキリしにくい終わりでした。2014/09/30

萌黄

5
シリーズ2作目。前作を読んでなくても問題ないと思う。だって“行方不明探偵”とか言って探偵の出番少ないから。二十歳の若者ばかりが集団で殺される事件が3件起きる。一件目は同窓会爆破で、2・3件目は当初集団自殺と思われる。それぞれの事件関係者たちには全く関係性がない。関連性はあるのか?犯人が同一なら被害者と同じく二十歳だろう。二十歳でそんなに多くの人に恨みを持つことがあるだろうか?終盤までは読ませるんですけどね、謎解きで・・ご都合主義はどこまで許されるかってことで、特に2件目厳しい。もっと探偵の描写が欲しい。2012/12/13

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