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出版社内容情報
いまだ夜の闇に人ならざるものが跋扈する平安の世――。
妖怪を感知する“見鬼”の力をもつ山の民の娘トキは、凶暴な猿神に襲われ、勇敢な若武者に救い出される。
彼の名は渡辺綱。陰陽師、安倍晴明の命を受け、妖を斬る伝説の妖怪ハンターだった。
トキの力を知った綱は、彼女を仲間に引き入れる。架空の武将・坂田金時の名を与えられたトキは、少年武者の碓井貞光、雅な貴族の卜部季武らとともに“頼光四天王”として、平安京を脅かす妖怪と戦うことに!
夏公開の映画『妖怪大戦争ガーディアンズ』のスペシャル外伝小説!
渡辺綱率いる妖怪ハンターのもう一つの大戦争がここに。
内容説明
いまだ夜の闇に人ならざるものが跋扈する平安の世―。妖怪を感知する“見鬼”の力をもつ山の民の娘トキは、凶暴な猿神に襲われ、勇敢な若武者に救い出される。彼の名は渡辺綱。陰陽師、安倍晴明の命を受け、妖を斬る伝説の妖怪ハンターだった。トキの力を知った綱は、彼女を仲間に引き入れる。架空の武将・坂田金時の名を与えられたトキは、少年武者の碓井貞光、雅な貴族の卜部季武らとともに“頼光四天王”として、平安京を脅かす妖怪と戦うことに!
著者等紹介
峰守ひろかず[ミネモリヒロカズ]
第14回電撃小説大賞“大賞”受賞作『ほうかご百物語』で2008年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
12
気になる妖怪大戦争を小説で。映画で寺田心くん演じる主人公のご先祖、渡辺綱たち頼光四天王の物語。 猿の化け物に襲われ、一人生き残った山の民の娘トキは、渡辺綱に救われる。妖怪を感知することができるトキは、男装をして、坂田金時として、綱たちを手伝うことになり…。 トキは、普段は時姫さま、そっちの方がしんどそう。貴族の暮らし、地方の苦しみ、羅生門の真実と、トキを通して見えてるく平安の都。何が妖怪たちを凶暴化させたのか?最後は本当に妖怪大戦争で、お祭り!心優しい綱と、真っ直ぐなトキが可愛くて、もう、幸せになって。2021/08/24
hatohebi
8
劇場版外伝で源頼光と四天王の物語。日本版ゴーストバスターズとして著名だが、どんぴしゃで扱った作品は意外に少ないのでは(竹下文子『酒天童子』やアニメ「お伽草子」など?)。それぞれキャラ立ちしながら背景を書き込むことで記号的人物になっていない四天王メンバーや、主人公と綱のモヤモヤした異性関係など、娯楽として押さえるべき所を押さえつつ、何よりも全編に漂う作者の妖怪愛が素晴らしい。「名」を巡る考察がストーリーの柱になっているのもよい。2021/08/22
みどり
5
夏に映画化する、「荒俣宏先生」原作の、さらにスピンオフとして書かれたものらしい。 でも、これはこれとして、完結していて面白い。 清明が悪役の本も多々あるが、完全な悪役ではないというところがまたなんとも。2021/06/30
あいちょ。
4
図書館。 2022/04/02
あずとも
4
映画『妖怪大戦争ガーディアンズ』のスペシャル外伝小説で千年前の京都を舞台に渡辺綱ら頼光四天王の活躍を描いたお話。面白かった。2021/06/27
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