内容説明
環境配慮設計・リサイクル推進の柱となる責任原理はいかにあるべきか。現実の制度を理論と実践の両面から徹底解明。
目次
第1部 拡大生産者責任政策の論点(容器包装リサイクル法の発生抑制効果と論点;拡大生産者責任政策によるリサイクル市場の創出とその特徴;デュアルシステムの導入による廃棄物管理政策への効果と影響;ドイツ容器包装政令における拡大生産者責任―草案作成段階での政策手段の選択過程;拡大生産者責任政策の現状と課題―日本とドイツの容器包装を事例として;容器包装リサイクルにおける自主協定と拡大生産者責任;強制デポジットと拡大生産者責任;国際資源循環と拡大生産者責任)
第2部 拡大生産者責任の理論的考察(拡大生産者責任の経済学的基礎;リサイクルシステムにおける垂直統合としての拡大生産者責任;収穫逓増下の環境政策としての拡大生産者責任―家電リサイクルを例に;外部性の内部化と拡大生産者責任―一般均衡分析からの含意;拡大生産者責任政策が生産性、回収量、DFEに与える影響―部分均衡分析によるEPRの分析;拡大される生産者責任の内容とその根拠)
第3部 循環型社会における費用負担と拡大生産者責任(環境法における費用負担;拡大生産者責任と汚染者負担原則―環境政策原理と廃棄物政策原理)
拡大生産者責任論の発展に向けて―残された論点と課題
著者等紹介
植田和弘[ウエタカズヒロ]
京都大学大学院経済学研究科教授および同地球環境学堂教授(両任)
山川肇[ヤマカワハジメ]
京都府立大学大学院生命環境科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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