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内容説明
互いに偉大な魔術師と同じ魔法香を持つ孤児のシルヴィアとルグ。二人は優しい魔術師に引き取られ、日々幸せに過ごしていた。しかし、ある事件を境に溝が出来てしまう。それから数年後。16歳になった彼らの元に、名門と名高いフォルトゥナ魔法学園への入学案内が届く。期待に胸を膨らませるも、あまりにも珍しい二人の魔法香に、様々な噂が立ってしまい…。彼らの魔法香に秘められた謎、そして忌まわしき事件の秘密。魔法学園を舞台に、運命の歯車が回りだす―!
著者等紹介
染井由乃[ソメイヨシノ]
電撃の新文芸より『傷心公爵令嬢レイラの逃避行』にてデビュー。現役大学生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
50
ここまでのめり込んで100%ファンタジーの作品を読んだのは久しぶりかも。(ちょっと近未来っぽいとか、あやかしとかの現実世界とリンクしてる作品は読んでるけど)シリーズになるのかな?絶対続き読みたい!2021/01/28
nishiyan
15
偉大な魔術師と同じ魔法香を持ち、兄妹のように育ったシルヴィアとルグ。ある事件がきっかけで二人の関係はギクシャクするのだが、数年が経ち、魔法学園へと入学した二人の運命が再び動き出す学園ファンタジー。どこかじめじめとした雰囲気が漂う世界。ルグのシルヴィアに対するヤンデレはややマイルドな感じがするのはどこか不思議な感じがする。シルヴィア自身の危うさもあるからだろうか。学園ものらしく二人のライバルとなる姉弟との対決がありつつ、魔法香を巡る謎がさらに深まる展開は面白かった。続きがぜひ読みたい。2021/11/03
有子
5
んやー素晴らしいヤンデレだ。どこもかしこも矛盾だらけで大変良かった。だってもう、最愛の定義が幸福の象徴であるとともに不可逆的にその人を壊し得る引き金になること、ですよ。あらすじにて「忌まわしき事件」とされた過去を描いたプロローグたった10ページではまりました。魔法使いは天使の癒しか死神の破壊か、どちらかの属性の才能を持って生まれ、その魔力には魔法香と呼ばれる香りがある世界。アルを殺して良かったけど本当はヴィアに許して欲しくて、そんなルグを殺したいけど死んで欲しいわけではない。拗れまくった関係がたまらん。2021/12/01
栗山いなり
5
まさかメディアワークス文庫でここまでガチガチのファンタジー小説が読めるとは思わんかった。シリーズ化しそうな終わり方だったけど続きが出るんなら読んでみたいかも2021/02/07
RINGOoisiiiiiii
4
表紙に惹かれて購入。孤児であるシルヴィアとルグはとある人物に引き取られ幸せに過ごしていたのだがある事件が起こり、二人の関係は複雑なものとなった。その数年後二人は名門の学園へ入学するのだが…。面白かったけどまだこれからなので続編はよ!表紙で買ったので爽やか系かと思ったらなかなか陰鬱でヒロインはヒーローを憎んでるしで驚きだったけどこれはこれで好き!両者とも精神的に不安定でなんだかんだ依存しあってる印象。ヒーローはまだこれから過激ヤンデレに進化するの?楽しみ!ヤンデレを唱える作者の前作が気になるな…買うか…。2021/01/31