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内容説明
坂本龍馬暗殺を阻止し、武力衝突なしで明治維新を達成した周平。沖田の労咳も防ぎ、新選組の面々は誰一人欠けることなく新しい時代まで生き延びた。武士の時代が終わろうとも、新選組の隊士たちは北の地で剣術道場を開き、剣の道を究めるのであった…と思いきや、なぜかそこにはメイド喫茶をやる美少女剣士たちの姿が!?彼女らは周平の未来の知識を元に箱館試衛館食堂を開き、珍しいメニューと接客で経営も順調、これまでにない平穏な日常を送っていた。しかし、榎本武揚や伊庭八郎が箱館を訪れ、蝦夷共和国を建国しようとすると、中央政府の大久保たちは新選組に目を付け、新たな戦争の火種が燃え上がり―歴史改変ファンタジー、クライマックス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
6
明治維新も始まり周平達が北海道で食堂を旗揚げする中、北の大地を舞台に士族最後の戦いが始まる最終巻。―――全てを生かす、その為に最後の力で未来を繋げ。函館戦争、そして西南戦争。士族最後の反乱となった戦いを舞台に、周平達新選組が最後の戦いに臨む今巻。限界まで力を振り絞り、皆で明日を迎える為に。最後まで武士らしく、だが新たな形での戦いに臨む、彼等の大活躍が光る巻である。掴んだ未来は誰も知らぬ未知なる明日。ここから先は未踏の新世界。それでも頼れる皆で進むのならば、きっと明るい筈だから。 うん、とても面白かった。2021/01/13