河出文庫<br> ホームドラマ

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河出文庫
ホームドラマ

  • 著者名:新堂冬樹
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 河出書房新社(2006/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309408156
  • NDC分類:913.6

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内容説明

「この家の家族団欒と平和のカギは僕が握っている」一見、幸せな家庭に潜む静かな狂気…。
あの新堂冬樹が描く“最悪のホームドラマ”とは?書き下ろし短篇「賢母」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

96
あら、サザエさんなブラックパロディーは2編だけだったんだ!個人的には残念…マスオさんフネさんで描かれる心の闇は、アニメの顔と声が浮かびながら読んで苦笑繰り返し楽しめる。フーちゃんマーちゃんな驚愕はやり過ぎだけど(笑)残り2編は仕事と家庭、年齢や容姿に葛藤を抱える父親の嫉妬や疑念を描く。その怒涛の羅列にはそんなこともあると同調出来るものの、自分の現状や心情とは幸い重ならず対岸の火事として読む感じ。同じ後味悪しを読むなら、全く別物として女性を描いた方が好みだと感じた。2017/06/06

ぷっくん

62
サ○エさんのパロディーということでなかなか面白かったです笑。新堂さんはエグくてノワールというイメージがありましたが、そのアニメをパロディーにする事で少しアッサリ目で楽しめました。出来るなら、一冊丸ごとパロディーにして欲しかったなぁ笑(^^;;2015/12/12

★グラスハート★

54
2.0 4編の短編集。サザエさんイメージのブラックなマスオさんとフネさんの2編があり、サザエさん系でいくのかと思ったら、2編は違った。 新堂氏にしては、最悪のホームドラマって程のものではなく、黒さが足りなかったかな。2021/10/10

きっしぃ

51
サザエさんのブラックなパロディー2作と、働くお父さんの闇が詰まった2作の計4編の短編集。こんなマスオさんもフネさんもイヤだ( ゚д゚ ;)でも、家族全員分も見てみたかった(笑)一番面白かったのはサザエさんじゃなく、ある家族の崩壊とブラックなオチな『嫉』。新堂作品の初心者にも読みやすいのでおすすめ。2017/04/21

ミーナ

18
読メ登録前に読みかけて怖くて中座した新堂さん。10年以上ぶりのリベンジ。 家族をテーマにした4篇― 『団欒』の冒頭の一文で感じた「あれ? これって…」が、3ページ目で確信に変わる。すごくおもしろかった。誰が読んでもきっと楽しめると思う。『賢母』は『団欒』の連作。残念ながら行き過ぎ感が強く『団欒』のようなリアリティはないものの、オチがとても好き。 『邪』『嫉』は中年サラリーマンが主人公の独立短編。お父さんは大事にしないといけませんね2024/04/28

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