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出版社内容情報
『正妃として娶れるのは、どちらか一人だ』
広大な国土と栄華を誇る、四季帝国《春王朝》。若く聡明な第四皇子・銀南には、正反対な二人の幼馴染みの妃がいる。武芸に秀でているが人付き合いが苦手な爛世と、猫かぶりで人心掌握に優れた愛橙。銀南の一言から正妃の座を賭けて戦うことになった二人だが、争いの最中に国を揺らがす大事件が発生し――!?
一匹狼な嫌われ剣妃VS策士な猫かぶり愛妃。愛する皇子を巡った大喧嘩が国を救う!? 後宮ファンタジー開幕!
内容説明
『正妃として娶れるのは、どちらか一人だ』広大な国土と栄華を誇る、四季帝国“春王朝”。若く聡明な第四皇子・銀南には、正反対な二人の幼馴染みの妃がいる。武芸に秀でているが人付き合いが苦手な爛世と、猫かぶりで人心掌握に優れた愛橙。銀南の一言から正妃の座を賭けて戦うことになった二人だが、争いの最中に国を揺らがす大事件が発生し―!?嫌われ剣妃VS猫かぶり愛妃。愛する皇子を巡った大喧嘩が国を救う!?後宮ファンタジー開幕!
著者等紹介
柳なつき[ヤナギナツキ]
1992年生まれ。群馬県出身。魔法のiらんど文庫『天使は、二度泣く。』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
18
表紙の2人が主を取り合うドタバタコメディ…を期待して手に取ったら、女の争いが全然シビアだった。話は引き込まれてなかなか面白かったので、内容にあった表紙とタイトルにしてほしいなと思いました。2021/01/16
虚と紅羽
15
ゆうてそんな救国してないけどね。喧嘩もなんて可愛らしい言い方な雰囲気ではなかったし。いったいぜんたい何がどういう切っ掛けであそこまで拗れたのか。片方の妃からの視点でしか話が語られないから、感情移入するには二人の心情をもっと出してくれないと厳しい。 長い時間を幼なじみ三人で過ごしていたのに、ぽっと出の女に騙されてすぐ疑うとか意味わからん。双妃達はやり口が違うといえど何年も同じ時間を共有したんだから、もう少し相手の事を理解していてよと思うし。結局一番の原因は確信犯な皇帝なんじゃなかろうか。2021/01/31
なみ
12
優れた剣の腕を持つ爛世と、猫をかぶって策を講じるのが得意な愛燈。 幼馴染みの2人は、正妃の座をかけて争うことになるが──。 文のリズム感がすごく良かった。あと終盤のエモさがすごい。 お互いに嫌いだけど嫌いじゃない、みたいなところが絶妙なバランスで書かれてて好きです。 いわゆる後宮ものは初めてだったのですが、すごく読みやすく、楽しむことができました。2020/12/07
紅羽
5
皇位継承争いに疲れた皇子が継承権を放棄し、小国の王になる為、幼馴染二人の妃の内一人を王妃にする事を持ちかけた事からはじまる壮絶な王妃争いのお話。読んでみると表紙の印象からは違っていて結構重めでした。しかも実際救国はしていないまま終わってしまいましたし、少々疑問の残る読後感でした。2023/10/17
yamakujira
4
第四皇子の銀南少年に9歳で同時に嫁いだ、武芸に秀でて不愛想な爛世と、愛らしく人望のある愛橙は、幼馴染として仲良く育ったのに、いつしか反目するようになった。そして銀南が皇位につくと、亡国を企む陰謀に巻きこまれていく。MW文庫だから読みやすいのだけれど、キャラ設定も後宮の描写も、なによりストーリーが驚くほど雑だなぁ。急死も戦死も失踪も発病も陰謀だとしたら銀南だけ狙われなかったのが不可解だし、爛世も愛橙も浅慮で行動が軽すぎるし、銀南の爛世への疑念も不自然だから、実は銀南が黒幕かと思ったよ。 (★★☆☆☆)2022/02/09
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